JLPT Vocabulary and Grammar Reading Comprehension Test 言語知識-読解 N1 7-2014

The Vocabulary - Grammar - Reading Comprehension exam (言語知識-読解) in the JLPT N1 exam in July 2014 is designed to test the ability to use Japanese at the highest level, with questions requiring candidates not only to understand but also to apply grammar, vocabulary, and reading comprehension skills in practical situations.

問題1: ___の⾔葉の読み⽅として最もよいものを、1・2・3・4から⼀つ選びなさい。

i
1
1

今回の⼤会では、若⼿の躍進脳が⽬⽴った。

Q
1
2

計画をきちん遂⾏と遂⾏することが⼤切だ。

Q
1
3

作者の思いがこの⼀⾔に凝縮題されている。

Q
1
4

どの親もわが⼦が健やかに育つことを願っている。

Q
1
5

このセンターは、⽇本のがん研究の中枢を担っている。

Q
1
6

介護制度の整備が遅れているという事実は否めないだろう。

Q

問題2: (   )に⼊れるのに最もよいものを、1・2・3・4から⼀つ選びなさい。

i
1
7

⾬の降らない⽇がこれ以上続けば、農業に影響するだけでなく、⽇常⽣活にも(   )を来すおそれがある。

Q
1
8

その空き地には、(   )量のごみが捨てられて、⼭のようになっていた。

Q
1
9

この歌⼿は若者の間で(   )な⼈気を誇っている。

Q
1
10

話し合いは平⾏線を(   )、結局⼀致点を⾒いだせなかった。

Q
1
11

弊社の採⽤試験では、筆記試験よりも⾯接に(   )を置いています。

Q
1
12

当選した林⽒は取材に対して、今回の選挙は終盤まで(   )を許さない厳しい戦いだったと語った。

Q
1
13

⽥中さんはいつも⼿際よく(   )仕事を進めている。

Q

問題3: ___の⾔葉に意味が最も近いものを、1・2・3・4から⼀つ選びなさい。

i
1
14

ユーザー登録済みのお客様は、このザービスが無償で受けられます。

Q
1
15

最近、⼭本さんは新しい仕事に打ち込んでいるらしい。

Q
1
16

できればもう少しストレートに⾔ってほしかったです。

Q
1
17

駅前に巨⼤スーパーができたらお⼿上げだ。

Q
1
18

この⼀年で収益は格段に増えている。

Q
1
19

操作⽅法はいたって簡単でした。

Q

問題4: 次の⾔葉の使い⽅として最もよいものを、1・2・3・4から⼀つ選びなさい。

i
2
20

⼀律

Q
2
21

はがす

Q
2
22

⼼構え

Q
2
23

損なう

Q
2
24

しがみつく

Q
2
25

⼯⾯

Q

問題5: 次の⽂の(   )に⼊れるのに最もよいものを、1・2・3・4から⼀つ選びなさい。

i
1
26

⽗は仕事が⽣きがいで、定年後も(   )かぎりは働きたいと⾔っている。

Q
1
27

周囲からどのような批判を(   )、⾃らの考えを最後まで貫くべきだ。

Q
1
28

テニスの⽊村健⼀選⼿は、おととしの全⽇本⼤会優勝(   )、競技から離れていたが、昨⽇、正式に引退を表明した。

Q
1
29

部下「課⻑、W社から納期を⼀週間早めてほしいという連絡があったんですが。」課⻑「え、納期の⽇程を設定したのはあ っちだろう。(   )、納期まで2週間の今になって、早めろと⾔うなんて勝⼿過ぎる。いうことなんだ。」

Q
1
30

⺟「たかし、宿題は終わったの?」 

たかし「まだ終わってない今⽇の宿題、難しくて、全然(   )。」

Q
1
31

新市⻑に当選した上⽥⽒は「選挙中に掲げた政策を、市⻑として私⾃らが先頭に⽴って実⾏して(   )。」と決意を述 べた。

Q
1
32

最先端の実験設備を持ったABC研究所の研究施設は、⽇本⼀(   )だろう。

Q
1
33

課題の締め切り前になると、もっと時間があればと思うが、(   )、きっと遊んでしまうのだろうとも思う。

Q
1
34

⼦供サッカー教室に、プロサッカー選⼿の上⽥幸太が参加した。上⽥選⼿が来ることは参加者には(   )突然の登場に みんな驚いていた。

Q
1
35

今回の最優秀作品に対して、審査員たちは、こ「んな瞬間を写真に収めることができたなんて、まさに奇跡(   )」 と絶賛している。

Q

問題6: 次の⽂の ★ に⼊る最もよいものを、1・2・3・4から⼀つ選びなさい。

i
1
36

A「おとといは⼤⾬、昨⽇は⾞のダンク。旅⾏に来てからトラブル続きで嫌になるよね。」 

B「本当だよ。最終⽇の                。 」

Q
1
37

うちの娘は、なぜあんなに買い物に時間がかかるのか。ブラウス                、全くあきれてしまった。

Q
1
38

この仕事をすべて                無理だ。

Q
1
39

最近、運動不⾜だ。何しろ外出                、あとは朝から晩まで家にいるという⽣活なのだ。

Q
1
40

X交通のバス路線が⼀部廃⽌される問題で、会社側から地域住⺠に対し、路線を廃⽌する               について、説明がなされた。

Q

問題7: 次の⽂章を読んで、⽂章全体の内容を考えて、(1)から(5 )の中に⼊る最もよいものを、1・2・3・4から⼀つ選びなさい。

i

これがおもしろいんだ!每年夏になると自宅の書斎で自分作ったものがたりを語る会をしている。自宅のある山梨県の小淵沢は高原で京しいし、参加自由だし、というわけで大勢の大人や子どもが連日来てくれる。

去年の夏のこと。近くの別荘からおばあさんといっしょにしょっちゅう通ってくる小二(注1)の男の子がいた。とてもお話好きらしい。だから、その子が来ると、ぼくも考えて、初めての話をするようにしていた。ところが、それが重なるとだんだんこちらも手持ちの話がなくなってくる。ないわけではないけれど、今年の新作は限られているし、他の人にも新作を聞いてもらいたい。

[41] 、来てくれた人を見渡して、その男の子にだけもう一度同じ話を聞くことを我慢してもらえば、他の人におもしろい話ができることに気がついた。そこで、彼には悪いなあと思いつつ「ハヶ岳の霧という話をします」ときりだした。すると、男の子は顔面をくしゃくしゃにして、[42] 。「これがおもしろいんだ!」

そのとたんにぼくは悟った。ぼくは彼を見くびって(注2)いた。同じ話をして、[43] 。お話を聞き慣れていない子は知っている話にぶつかったとき、「あ、それ、知ってる!」という言い方で終わりにする。あらすじを知ることがお話を知ることだと思い、すべてを消費していくだけなのだ。

でも、[44] は違った。お話で大切なのはあらすじではない。あのいいまわし、あの呼吸、あのどきどき感、あのばかばかしさ。それを何度でも味わうことなのだ。だから落語好きは知っている話を聞くために何度でも寄席(注3)に通う。あとから同じ道を歩いてくる、いい仲間に[45] 

(杉山亮 『母の友』 2008年2月号による)

(注1)小二:小学校の2年生のこと。年齢7、8歳

(注2)見くびる:ここでは、相手を実際よりも低く評価すること

(注3)寄席:落語を観客に聞かせるための場所

i
2
41

[41]

Q
2
42

[42]

Q
2
43

[43]

Q
2
44

[44]

Q
2
45

[45]

Q

問題8: 次の⽂章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを1・2・3・4から⼀つ選びなさい。

i
2
46

以下は、ある法律相談会に申し込んだ人に送られてきたメールである。

北原健二様

RST法律事務所の田中良平と申します。昨日、当事務所の「無料法律相談会」にメールにてお申し込みいただきましたが、ご予約は電話のみとさせていただいております。お手数をおかけいたしますが、再度お電話にてお申し込みくださいますようお願いいたします。その際、ご相談内容についての簡単な質問をさせていただきますのでご了承ください。なお、平日夜の時間帯は大変込み合いますので、お早めにお申し込みくださいますようお願いいたします。

RST法律事務所田中良平電話:031-234-5544(平日10〜17時)

メールアドレス:rtanaka @ rst-hour itsu.co.jp

ホームページ:span//www.rst-houritsu net / consult / html

このメールで最も伝えたいことは何か。
Q
2
47

井上ひさし(注1)さんが、「エッセイとはすなわち、自慢話である」といったことを書いていらしたのを、以前読んだことがありますが、私はその文を一読した瞬間、「ああっ!」 と叫んで赤面(注2)したのでした。    エッセイ=自慢、とはまさにその通り。エッセイを書く仕事をしている私は、心のどこかでそのことを感じつつ、気付かない努力をしていた気がする。しかしそのようにズバリ言われると、「私は今まで、自慢話によって、口を糊して(注3)きたのだなぁ」ということが、明確に理解できるのです。

 (酒井項子『黒いマナー』による)

(注1)井上ひさし:日本の小説家 

(注2)赤面する:顔が赤くなる 

(注3)口を糊する:ここでは、生計を立てる 

筆者が「ああっ!」と叫んだのはなぜか。
Q
2
48

人間の社会的な日常生活は、無数の暗黙の約束を相互に共有することで成り立っています。暗黙というのは、そうした約束が明瞭に意識されたり、どこかにはっきり書かれているわけではないということです。習慣化し、なかば無意識的に守られている社会的な約束事の海に、共に浸かっているから、われわれはこの世界の中に安心して毎日生きていられるのであり、これから何が起きるのか、自分はどう行動したらよいのか、一々思い悩まずにいられるわけです。  

(著者代表森亘『異文化への理解』による)

思い悩まずにいられるとあるが、なぜか。
Q
2
49

白色度というのは物理的な指標であって感受性の指標ではない。したがって白色度が高いというだけでは白は印象づけられないのである。咲き乱れる花々の印象は真っ白でも、その背後にコピー用紙程度の紙を置いてみると、花そのものの白さは紙の白さほどではないことに気が付く。花弁(注1)は淡い色を含み水分をたたえた(注2)重たい白である。しかし咲き誇る花々が僕らの心に届けてくる白は鮮烈に白い。 

 (原研哉『白(しろ)』による)

(注1)花弁:花びら

(注2)たたえる:ここでは、含む

筆者の考えを表しているのはどれか。
Q

問題9: 次の⽂章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを1・2・3・4から⼀つ選びなさい。

i

市場の製品のほとんどに何らかのマークが付いています。それに気づく人は尐数であり、その意味を知ろうとする人は更に尐数でしょう。見方によればこれは①市場の健全さの表れです。製品が満足なもので取引がスムーズなら問題は起こらないでしょう。しかし、中には使用者に損害を与えたり危険にさらしたりする製品もあるのが現実です。

成熟した社会では、公共の利益に反する製品を市場から排除するために様々な仕組みと手段が使われていますが、製品に付けられている「適合マーク」もその一つです。これは製品が何らかの基準に適合していることの証明であり、製品の供給者から購入者及び使用者に情報を伝える手段です。適合マークは、業者間の取引における要件として、また、消費者の購入判断を助ける手段として古くから使われてきましたが、それらは主に地域社会のツールであり、意味や使い方は地域社会のルールでした。

この事情は1980年代に一変します。市場のグローバル化により、見知らぬマークを付けた外国製品が各国の市場に溢れたからです。(中略)   適合マークが②本来の機能を果たすには、そのマークが多数の人々に認知され、意味が正しく理解されていることが必要です。また、マークが伝える情報の信頼性を支える適合性評価が適切に行われたことの証拠が必要です。そこで、ISO(国際標準化機構)は1996年に適合マークに関する検討グループを設置し、問題の分析と解決策の検討を開始しました。

 (田中正躬監修・編著『氾濫するマーク—多様化する認証』による)

i
2
50

①市場の健全さの表れあるが、何が健全さの表れか。

Q
2
51

②本来の機とあるが、どのような機能か。

Q
2
52

適合テーマについて、検討が必要になったきっかけは何だと筆者は述べているか。

Q

以下は、ある日本企業の経営者が書いた文章である。

現状維持でいい。そう思った途端、進歩は止まる。外の世界では、絶え間ない進化と発展が続いている。何もせずに同じところにとどまっているのは、じつは最大のリスクなのである。

この国もう、安全、安心、安定はない。自分は人生はどうしたいのか、会社をどう変えたいのか、この国をどうすべきか……一人ひとりが日本の置かれた直視しながら、志高く毎日を真剣に生きないかぎり、未来も変わらない。 そう言うと多くの日本人は反射的に、次のように思うかもしれない。

(中略)

「どうすればいいか、もっと具体的に教えてほしい」

とりあえず「見本」のようなものがないと、何をやったらよいのか、見当がつかないのだろう。

しかし、それぞれが置かれた状況によって、すべきことっが異なるのは当然。ある人にとってはプラスのことが、別の人にとってはマイナスにつながることもあるかもしれない。 そもそも私は、ノウハウ本なるものをまったく信用していない。そこに書いてあるのは、過去の成功法則でしかない。それをもとに時代に合致した新しい法則を考えるというのであればまだよいが、過去の成功例をそっくり踏襲して、うまくいくはずがない。 いずれにせよ、情報が瞬時に世界を駆け巡るグルーバル時代では、そうした成功法則は、あっという間に陳腐化(注1)してしまう。 ただし、時代が変化しても普通的に適用する「考え方」というものなら、あるかもしれない。もちろん、それにしても、世の趨勢(注2)に影響されないことはない。しかし自らの視点があるかないかで、目の前の風景はまったく変わってくる。

                   (柳井正「現実を視よ」による)

(注1):陳腐化する:ここでは、古くなる

(注2):趨勢:動向

i
2
53

何もせずに同じところにとどまっているのがリスクなのは、なぜか。

Q
2
54

ノウハウ本あるものをまったく信⽤していないとあるが、なぜか。

Q
2
55

筆者によると、変化する時代を⽣きていくうえで必要なことは何ですか。

Q

ぼくらは、自由という言葉にある重さを感じる。自由と勝手とは似て非なるもので、自由を与えられると、その尊さ故にどう扱っていいかと緊張するのである。そのように教えられたわけではないのだが、その解釈する感性が尐なくとも備わっていたということだろう。

日常の仕事のことでもいい、ちょっと思い返すと、①それが実感できる。②自由におやり下さいと言われると、無邪気に、あるいは無責任に、これは楽だと思えるだろうか。自由におやり下さいの自由は、あなたの思うままお好きな世界を構築して結構ですという、全幅(注1)の信頼や神の如き好意ではないのである。もっとつき放している。お手並(注2)拝見という底意地の悪さもある。だから、言われた側の本心としては、自由にやらせていただけるのですかと、感動のリアクション(注3)を示しながら、実は大して期待していないな、要するにあてにされていないなと思ったりするのである。

それもこれも、自由という言葉の持つ重さと、それを使いこなす困難さを知っているからである。だから、ぼくらは若い時、自由に書いて下さい、自由に解釈して下さい、自由に生きて下さいと言われると、捨てられたような戦慄を覚えた(注4)ものである。自由に善玉、制約は悪玉だと伝えられているが、制約を示された方が人は安心して生きられるところもあるのである。

(中略) 

 ぼくは、自由を理解し、自由を享受し、自由を主張するためには、無免許であってはならないと思っている。尐なくとも許されることと、許されざることの判別が可能な人だけに交付されるべきなのである。 

(阿久悠 『清らかな厭世-言葉を失くした日本人へ』による)

(注1)全幅:最大限

(注2)手並:技量

(注3)リアクション:反応

(注4)戦慄を覚える:ここでは、ひどく恐ろしいと感じる

i
2
56

①それが実感できるとあるが、何が実感できるのか。

Q
2
57

②⾃由におやりくださいと⾔われると、どのように感じると筆者は述べているか。

Q
2
58

この⽂章で筆者が最も⾔いたいことは何か。

Q

問題10: 次の⽂章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを1・2・3・4から⼀つ選びなさい。

i

アジアであれヨーロッパであれ、あるいは、三日であれ1カ月であれ、旅から帰って成田空港(注1)に着く。

(中略)私はいつもバスではなくて列車で家まで帰る。

 都心に向かう列車には、旅から帰ってきた人と、これから旅する人たちが乗っている。話している人たちがいても、不思議に静かだ。帰る人の疲れと、旅する人の緊張が混ざり合ったような、ほかの路線ではなかなか味わえない静けさである。

 列車がトンネルを出ると、私は窓の外の景色を見る。空港からしばらくは、田園風景が続く。彼方まで続く田んぼは、季節によって一面の緑だったり茶色だったり、はられた水が空を映して青かったりする。山々が、遠くに見えたり近くに迫ってきたりする。冬枯れの景色でも、緑濃い初夏でも、自然の色彩が非常にやわらかいことに毎回あらためて気づかされて、そうして、帰ってきたなあと実感する。

 アジアにもヨーロッパにもそれ以外のどこにでも、ゆたかだったそうではなかったりする自然がある。田舎を旅すればむせかえるような(注2)緑のなかを歩くことになる。見慣れた田んぼとそっくりな光景を見ることもある。葉の落ちた木々が針のような枝を空に突き刺す景色に見とれることもある。緑の多い町だ、とか、水墨画(注3)みたいだ、とか、その程度の感想は抱くが、その色彩についてとくべつ何も思わない。

 帰ってきて、車窓から景色をみて思うのだ。この国の色彩は本当にやわらかい、と。木々の緑も、四季(注4)に即した山の色も、川も空も。旅先で見てきた木々や空や海といったものが、なんと強烈な色を放っていたのかとこのときになって気づく。

 窓の外に緑が尐なくなって、次第に家やビルが増えてくる。都心が近づくにつれ、どんどん建物や看板が増えてくる。さっきより「ああ、帰ってきた」がもう尐しふくらむ。都心の、空の狭い、ごたついた(注5)風景をきれいだと思ったことは一度もないけれど、でも、帰ってくると毎回近しく(注6)思う。好きとか嫌いではなくて、私に含まれているかのような近しさを覚えるのだ。

 先だって、成田空港まで人を迎えにいった。旅のにおいをまだ濃厚に漂わせている人を到着口で迎え、いっしょに列車に乗り込んだ。旅の話を聞きながら、窓の外を眺めていて、ちょっとびっくりした。旅から帰って見る景色とぜんぜん違う。退屈な、見るべきところもない田園風景が広がっているのである。そうか、旅のあとじゃないと、ただの日常の光景なのか。都心が近づいてくる。窓の外に私が見ている光景と、旅から帰ったひとから見ている景色は、まったく違うんだろうなあと思った。

 旅というのは、空港に着いたときに終わるのではなくて、周囲の景色が、わざわざ目を凝らすこともない日常に戻ったときに終わるのだと知った。

(角田光代『トランヴェール』2012年3月号による)

 

 (注1)成田空港:日本の国際空港

 (注2)むせかえるような:ここでは、圧倒されるような

 (注3)水墨画:墨を使って、白黒の濃淡で描かれた絵

 (注4)四季に即する:ここでは、四季によって変わる

 (注5)ごたつく:ごちゃごちゃする

 (注6)近しい:ここでは、心理的に近い

i
3
59

帰ってきたなあと実感するのは、どんなときか。

Q
3
60

外国を旅しているときの、筆者の⾃然に対する反忚はどのようなものか。

Q
3
61

帰国したときに都⼼の⾵景を⾒て、筆者はどう感じるのか。

Q
3
62

筆者は、旅というものをどのようにとらえているか。

Q

問題11: 次の⽂章は、AとBの意⾒である。⼆つの⽂章を読んで、後の問に対する答えとして、最もよいものを1・2・3・4から⼀つ選び なさい。

i

A

子どもたちが社会全般のあらゆる分野に関心を向けようとするとき、まんがはその垣根を低くしてくれる。これは、まんがというメディアの強みだと思う。気軽に手にしたマンガをきっかけに、知的好奇心が刺激されたりすることもあるだろう。正味15分たらずの休み時間、まんがの世界に入り込んでいた子どもたちの横顔を思い出す。まんがならではの魅力があることも確かだ。魅力は堪能してほしいし、強みは学校図書館活性化に利用したい。まだ人生の入り口ともいえる小学生。彼らを多様なメディアの魅力に出会わせたいという思いと、学校図書館が彼らにとって魅力的な場所であってほしいという思いがある。だから小学校でも(制約は多くても)選書(注)のアンテナはマンガにもはっておいてほしいと、職を離れたいまも思っているのである。

(若葉千佳子 『子供の本棚』 2007年12月号による)

 

B

マンガを他の本と区別して考える方向は間違っているといえる。マンガを図書館に置くことによって、子どもは勉強しなくなるという神話から決別すべきである。学校図書館としては、絵本や写真集、童話や物語などの本の読み方を教えるように、マンガやアニメについてもその見方や特性を教えなくてはならないし、そのことを通して適切な学習資料を適切な場面で活用するようになると思われる。

(中略)学校図書館の担当者は、図書購入に際して直接学習に役立つ図書だけを購入するのでなく、長い目で見て子どもたちの学習や人格形成に役立つ図書も購入するゆとりを持つことが大切である。

(渡部康夫 『現代の図書館』第192号による)

(注)選書のアンテナを〜にはる:ここでは 本を選ぶためにに関心を向ける

i
2
63

漫画について、AとBはどのように述べているか。

Q
2
64

学校図書館に漫画を置くことについて、AとBはどのように述べているか。

Q

問題12: 次の⽂章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを1・2・3・4から⼀つ選びなさい。

現代は、「発明は必要の⺟」となった時代である。あるものが発明されると、企業はさまざまな余分の機能をあたかも必要不可⽋とばかり付加して製品を売り込もうとし、⼈々はその機能がいかにも前から必要であったかのごとく錯覚して購⼊するからだ。発明が欲望を刺激し、欲望が⼈々を消費に⾛らせ、消費が新たな必要性という幻想を⽣み出すのである。その結果、本来必要でなかったものにまで飢餓感を募らせ、無限に便利さを追い求めるという悪循環に陥る。このように企業の戦略と⼈々の欲望が結びついて、ひたすら「幸福」を求めようとする構造が①現代という時代を象徴している。ケータイがその典型である。

そんな時代に「幸福」を考えるとすれば、この欲望の連鎖をどこかで断ち切るより仕⽅がない。いや、発明というような新技術には⽬を向けず、むしろそれらと縁を切って積極的に時代遅れになるということに「幸福」は求められるのではないだろうか。テレビは置かずにCDでモーツァルトや落語を聞き、パソコンはインターネットに⼿を出さずワープロ機能だけにする。クルマは持たずに公共交通機関のみを使う。ケータイは家族にしか番号を知らせない。欲望を他者との関係に求めず、⾃分の内部からの声を汲み上げ、何かを創り出すことのみに時間を使う、そんな⽣活にこそ「幸福」がありそうな気がする。

むろん、そんな修道僧(注1)のような⽣き⽅は現代では②不可能である。電⼦メールでは誰とでも簡単につながって対話できる。インターネットで買い物をし、ブログ(注2)で⾃分の意⾒が⾃由に出せるのは新しいテクノロジーがあってこそである。テレビからの情報は⽇常会話に⽋かせないし、電話での⻑話も楽しい。クルマがあればいつでも好きな場所に⾏ける。パソコンもテレビもケータイもクルマもない⽣活は考えられず、これら⽂明の利器(注3)は私たちを誘引(注4)して⽌まないのだ。③そこに「幸福」はないと実は誰もが知っていても、便利さと効率性を棄てきれないのも私たちなのである。とすると、どこかで妥協することを考えねばならない。断ち切るところと利⽤するところを使い分けるのである。私のやり⽅は⽐較的単純で、余分な機器を持たず、持っても時間を区切るか場所を限るかして欲望を抑制することだ。(中略)そのようにして⽣み出された時間を⾃分のために使うのだ。それが私の「幸福」への接近法なのである。

(池内了『⽣きのびるための科学』による)

(注1)修道僧:終⾏中の僧

(注2)ブログ:⽇記形式のホームページ

(注3)利器:便利な器具

(注4)誘引して⽌まない:ここでは、絶えず引き付けている

i
3
65

①現代という時代とは、どのような時代だと筆者は述べているか。

Q
3
66

②不可能であるとあるが、なぜか。

Q
3
67

③そことは何を指しているか。

Q
3
68

筆者は、どのようにして「幸福」を得ようとしているか。

Q

問題13: 下のページを⾒て、下の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から1つ選びなさい。

i

CPJカードの案内

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*1学生は除きます

お申込み方法

1.インターネットまたは電話で資料をご請求ください。

2.資料が到着しましたら、入会申込書にご記入のうえ、本人確認書類と一緒にご返送ください。(Dカードをお申し込みの方は、学生証のコピーも同封してください。)

3.当社に入会申込書到着後、1か月前後でカードを発行いたします。当社の判断で、ご希望に誘えない場合もございます。

本人確認書類は、次のいずれか1点のコピー(お名前、生年月日、現住所の記載面)をご用意ください。

1) 運転免許をお持ちも方は、必ず運転免許証

2)運転免許をお持ちでない方は、以下のいずれか1点のコピー

① パスポート②健康保険証③住民票④在留カードまたは特別永住者証明書

*2 1)もしくは2)に書かれた住所とに入会申込書のげん住所がい異なる場合は、現住所が記載されている以下の書類のうち、いずれか1点のコピーを並せてご提出ください。

  • 公共料金(電気、ガス、水道のいずれか一つ)の領収書
  • 社会保険料(健康保険、年金なと)の領収書
  • 税金を納めたときも証明書
i
2
69

中⻄さんは35歳の会社員で、CPJカードを申し込むことにした。中⻄さんは年会費を5000円以内に抑えたいが、海外旅⾏ の保険はなるべく⾼額なものがよい。中⻄さんに最も合っているカードはどれか。

Q
2
70

会社員の⼭本さんはCPJカードを申し込むことにした。⼭本さんは引っ越しをしたばかりのため、運転免許証に書かれた住 所と現住所が異なっている。カードを申し込む際、⼊会申込書のほかに、次のどの書類を提出しなければならないか。

Q
01:50:00