JLPT Vocabulary and Grammar Reading Comprehension Test N1 December 2011 (言語知識-読解)

The JLPT N1 exam section for Vocabulary - Grammar - Reading Comprehension (言語知識 - 読解) from the December 2011 test is designed to assess the ability to use Japanese at the highest level. This section includes three main components: Vocabulary (語彙), Grammar (文法), and Reading Comprehension (読解).
問題1: ___の⾔葉の読み⽅として最もよいものを、1・2・3・4から⼀つ選びなさい。
i
1
1

時間があつにつれて、選⼿の動きが鈍ってきた。

Q
1
2

⾼校⽣の頃、「将来は海外で勤きたい」と漠然と考えていた

Q
1
3

閲覧した資料は、カワンクーに戻してください。

Q
1
4

⾸相は⾃⾝の発⾔についての釈明におわれた。

Q
1
5

弊社は今回の合併を機に社名を変更します。

Q
1
6

ようや景気回復の逃しが⾒えてきた。

Q

問題2: (   )に⼊れるのに最もよいものを、1・2・3・4から⼀つ選びなさい。

i
1
7

⼤学をやめると⾔ったら、⺟に(   )反対された。

Q
1
8

ぞんな軽装で冬の⼭に登るなんて、(   )だ。

Q
1
9

今回の作品は、彼にとって(   )の出来と⾔えだろう。

Q
1
10

この⾔葉には、やや批判的な(   )が含まれている。

Q
1
11

この辺りは、⾼速道路と鉄道が(   )して⾛っている。

Q
1
12

この⽂章は新聞記事からの(   )です。

Q
1
13

コピー⽤紙の(   )が減ったらし、注⽂しておいてください。

Q

問題3: ___の⾔葉に意味が最も近いものを、1・2・3・4から⼀つ選びなさい。

i
1
14

今⽇の会議で出た意⾒は、ありきたりのものが多かった。

Q
1
15

両チームの実⼒の差は歴然としている

Q
1
16

無駄な経費は極⼒減らそう。

Q
1
17

ぞの結果を聞いて落胆した

Q
1
18

あの⼩説の結末はあっけないものだったらしい。

Q
1
19

あのポスターは⾊のコントラストが印象的だ。

Q

問題4: 次の⾔葉の使い⽅として最もよいものを、1・2・3・4から⼀つ選びなさい。

i
2
20

とっくに

Q
2
21

まちまち

Q
2
22

ゆとり

Q
2
23

配布

Q
2
24

質素

Q
2
25

⾒失う

Q

問題5: 次の⽂の(   )に⼊れるのに最もよいものを、1・2・3・4から⼀つ選びなさい。

i
1
26

燃料価格の⾼騰(   )、 複数の航空会社が運賃を値上げした。

Q
1
27

本⽇結論が出なかった問題については、次回、改めて検討すること(   )致します。

Q
1
28

全国の名産品を電話⼀本で⾃宅まで届けてくれるサービスが、その⼿軽さ(   )⼈気を集めている。

Q
1
29

A:「頂上まで、どのくらいかかりますか。」

B:「⼤⼈の私で2時間半といった(   )でしたから、お⼦さん連れなら、半⽇かかるかもしれませんね。」

Q
1
30

100年の伝統を誇るこの旅館のサービスには⽼舗旅館(   )細やかな⼼遣いが感じられる。

Q
1
31

彼の論⽂は、構成にはまだ少し問題がある気が(   )、内容⾃体はだいぶよくなったと思う。

Q
1
32

夫:「週末の旅⾏、このスーツケースでどうかなあ?」 

妻:「何週間も海外に(   )今度はそんなに⼤きいスーツケースは要らないんじゃない?」

Q
1
33

(インタビューで) 

記者<⽥中監督、優勝おめでとうございます。⽥中監督語⾃⾝の今のお気持ちを(   )。

監督<はい。優勝できて本当にうれしいです。

Q
1
34

今年は花粉の量が多いので、花粉症の⼈は⾟いらしい。⽬が多少かゆくなる(   )、ひどい場合は痛くて⽬が開けられ なくなることもあるそうだ。

Q
1
35

駅前の再開発の意義は理解出来て、⻑年そこで商品をしてきた⼈達にとっては閉店や⽴ち退きは不本意で、すぐにはには (   )と思われる。

Q

問題6: 次の⽂の ★ に⼊る最もよいものを、1・2・3・4から⼀つ選びなさい。

i
1
36

彼はとても優秀で成績が学年の上位に⼊っている                真⾯⽬で好感がもてる。

Q
1
37

(会社で) 

AX社に⾏くなら、電話で連絡してから⾏ったら。

B<いや、X社の担当者が               だから、しなくれいいよ。

Q
1
38

政府は                として、⼿始め⾃動⾞税の引き上げを主張じている。

Q
1
39

「反省」とは、あたかも他⼈                ⾃らを客観的して精神活動である。

Q
1
40

雜誌で紹介された               というわけでわないだろう。

Q

問題7: 次の⽂章を読んで、⽂章全体の内容を考えて、(1)から(5 )の中に⼊る最もよいものを、1・2・3・4から⼀つ選びなさい。

i

以下は、作家有栖川氏が友人の野間氏似当てて書いた手紙である。

   前略 ご無沙汰していますが、お変わりありませんか。

   こちらは元気でやっています。

   先にハガキでお知らしたとおり、三月に引っ越しをしました。大阪にくることがればぜひ立ち寄ってください。積もる話もあるので、泊まりがけで着てもらえるなら、なお歓迎します。

   さてお送り下アモン・デュールの、『ウルフ・シディ 』は、大学時代に[41]借りたもの(のばす)です。長い間、どうもありがとう。二十年以上も借りてしまって、申し訳ない。

  「なくしたと思ってCDで買い直した」ということのありませんように。

   引っ越し後ニ整理をしていたら、(注1)人様から借りたままの本レコードがぼろと出てきて(注2)猛省し、順に持ち主へ返還していっているのです。

   [42]「ある筈なのに見当足らない本」が少なからずあって、それを誰に貸したか思い出すのに苦労しています。君のように、借りた本をきちんと返す人は珍しいわけです。

   君に[43]、たったーつ。五年ほど前、神戸で合った時、「ホテルに財布を忘れてきた」と言うから貸した一万円だけか。[44]会っていないんですね。年をとると時間がたつのが早く驚きます。

   ともあれ、遠からぬ(注3)来訪を待っています。神戸で盛り上がった話の続きでも[45]

では、また連絡ください奥さんによろしく。

二00四年五月十六日

野間亜門様

有栖川有栖

(注1)人様(ひとさま):ほかの人

(注2)猛省する(もうせい):強く反省する

(注3)来訪(らいほう):訪ねてくること

i
2
41

[41]

Q
2
42

[42]

Q
2
43

[43]

Q
2
44

[44]

Q
2
45

[45]

Q

問題8: 次の⽂章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを1・2・3・4から⼀つ選びなさい。

i
2
46

   人間は、目の前のものやできごとを、自分の目だけで見ているとか、感じているとかというように思うかもしれないが、実際には、頭の中では、同時に記憶の中から同じような情報を引っ張り出して、素早く比較、検討しているのだ。

   つまり、勘がいいとか、察しがいいというのは、目で見だこと、聞いたことだけでものごとを判断しているわけではなく、想像力が発達しているということになる。脳のお記憶をいかにうまく使いこなしているかという差が表れてくるのだ。

                                              (米山公啓「頭がいい」とはどういうことかにようる)

筆者によると、勘や察しがいいとはどういうことか。
Q
2
47

以下は、ある会社が取り引き先に出したメールである。

(株)中田清掃社

総務課 田山 広 様

毎度、お引き立ていただきありがとうございます。

さて、11月5日にご注文いただきました品を、本日添付の納品明細書通り発送いたしました。

なお、床用洗剤スリーン」につきましては、誠に申し訳ございませんが、在庫不足のため、50箱のみの発送とさせていただきました。未発送分は入荷次第(2週間後の予定)発送いたします。休日発送の商品が到着しましたら、大変お手数をおかけいますが、一緒にお送りした品物受取書に押印のうえ、返信用封筒にてお送りくださるようお願い申します。

添付書類:納品明細書(写し)1通

(株)キイト

営業課長 佐川 明人

このメールの⽤件は何か。

Q
2
48

   専門家・研究者やマスコミには、ごみの問題や斜面林や(注)里山などの破壊といった身近な環境問題を重視せず、いくつかの代表的な環境問題ばかりを取り扱う傾向が強い。マスコミなどが注目する環境問題に取り込んでいることが『専門家の専門性を誇示し、専門家としてのステースタを維持させることにつながっているかのように見える。環境問題が話題性の高いものに特化されることは、日常的な環境問題が大部分の専門家、研究者から無視され、放置されることになる。

                            (御代川貴久夫・関啓子「環境教育を学ぶ人のために」による)

(注)里山(さとやま):人家の近くにあって、人の生活と関係が深い森林や山

筆者は、専⾨家研究者の環境問題への取り組みをどのようにとらえているか。
Q
2
49

   人は一人では生きられない。よほどの変人か仙人(注1)のような人でなければ、人は世の中と無関係には生きられない。しかも、その世の中というものは固定されたものではなく、ものすごい速さで形を変えていて、それにいちいち適応していくのには、休カも技術も精神力も要る。そんな化け物(注2)のような世の中から自分を守るために、ー人きりで孤高の城に籠城すれば(注3)、やがて孤独に自滅する、その矛盾をどうしていったらいいのだろう。

(仙本文<緒結婚願望>による)

(注1)仙人:世の中と離れて生きる神のような人

(注2)化け物:怪物

(注3)孤高の城に籠城する:ここでは、外部との接触を一切持たずに自分の殻に閉じこもる

この⽂章で筆者が述べていることは何か。

Q

問題9: 次の⽂章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを1・2・3・4から⼀つ選びなさい。

i

以下は市民向け講座の講師を務めた大学教員の話である。

   正直なことをいうと、成人した人々の集まりであるNHK文化センターで、美術史の話をするのは、最初はかなり疑わしい気分だった。というのは、少なかれ社会に出たり、家庭を持ったりした経験があって、それなりの見識なり專門なりを持っている人々が、いまさら「役に立たぬ」過去の芸術に、それほど深い興味を持つだろうなどとは思えなかったからである。また、仮に持ったとしても、それは、自分の好みに合った美術品を楽しんで眺める、といった種類のものかと思っていた。ところが、それが大変な間違いだということがわかった。

   ひたひたと押し寄せてくる、にせものでない、深い興味が近頃の大学生にこそ見つけることのできないものであった。はたちになるやならずの若者たちは多くの場台、単位をとるためにそこにいるのであってどこまで心から興味を抱いてそこにいるのか全く疑わしい。(中略)市民講座の熱心さは、かつて、喜びもなく学生時代を過ごしってしまった人々の、いわば(注)ノスタルジーの場合なのであろうか。失われてはじめて、その喜びを知ったというわけなのか。私はそう思うようになった。

   ところが、それもまた、間違いだということがわかった。1年と数カ月講座を続けた今は、あることがわかったのである。つまり、芸術は、「子供にはわからない」ということである。芸術とは、人生の経験であり、憧れであり、また失望と悲哀である。一方の絵にも、人生が詰まっている。人生を生きていないものに、絵がわかるわけがない。もちろん、若者でも、ある程度はわかる。しかし、本当に深くわかるのはすでに生きた人々である。

(みどり「レット・イット・ビー」による)

(注)ノスタルジー:過ぎた日々を懐かしがること

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2
50

⼤変な間違いことがあるが、何が間違いだったのか。

Q
2
51

市⺠講座の熱⼼さとあるが、筆者は講座を受ける⼈たちが熟⼼なのはどうしてだと思っていたか。

Q
2
52

筆者が市⺠講座での経験を通して最も強く感じたことは何か。

Q

以下は国立国会図書館についての新聞記事である。

   8月上旬、地下1階に用意された大型保温テントに66箱の段ボールが運びこまれた。そこに置いた6本のボンベから、濃度60%の二酸化炭素ガス流し込まれた。

   段ボールの中身は個人や団体が所蔵していた19 3 0~40年代の和紙製の書籍や小冊子だ。同図書館資料保存課の中島尚子さんは「室温25度、湿度60%で2週間燻蒸すると、成虫はもちろん、目に見えない卵までが駆除できます」と話す。

   同図書館の書庫の大半は閉架で、見学者以外の一般人は立ち入る機会がない。これまで虫食い被害は数件しかなく、外部からの害虫の侵入はあまり警戒されてこなかったという。

   ところが、2006年に館内一斉調査をすると、過去に古書店から購入した和紙の巻物2本が、保管ケース内で繁殖した甲虫の一種「シバンムシ」の幼虫は食べられているのが見つかった。

    07年には書庫内でカビ発生し、数千冊の本に被害が出た、カビは本そのものを傷めるだけでなく、虫の餌にもなる。

   調査の結果、外部から持ち込まれる本や、ホコリに付着した虫やカビが、図書館内で増する可能性があることがわかった。

   これまでも、虫が見つかった本を取り出し、化学薬品で駆除してきた。二酸化炭素は人や環境への影響も少なく、低費用で済む。書庫に入れる前に、段ボールごと一斉駆除できるのが最大のメリットという。

   同図書館は、こうしたウハウをホームページや論文で国内外に紹介している。

(日新聞2010年8月17日付夕刊による)

 (注1)燻蒸する:ここでは、ガスや煙で殺菌殺虫を行う

(注2)閉架:利用者に書棚を開放せず、請求に応じて本を取り出して見せるシステム

(注3)巻物:長い紙に書かれて、巻いて保管された昔の書物

i
2
53

この記事による国⽴国会図書館で2010年8⽉上旬に何が⾏われたか。

Q
2
54

この記事によると、国⽴国会図書館では本が傷んだ原因をどのように考えているか。

Q
2
55

国⽴国会図書館で⾏われた作業の⽅法は以前のものとどのように違うか。

Q

   文章を書こうとすると、私たちの心の闇に一つの言葉が光る。その言葉がおぼろげな内容を象徴していて、そこから次の言葉が生まれる気配が感じられる紙の上にその言葉を書きとめてみる。その言葉によってはじめて自分が何を書こうとしているかが、わかりはじめるのだ。「①混沌からことばへ」とはこの場面を指している。人間の言葉が本当に生きているのはここである。

   わたちは、ペンが晝いてゆくにつれて考える、 「考える」とは、音声にならない言葉をひとりごとのようにロの中で言うことだ。その言葉をペンが書き留める。書きとめた言葉がさらに次の思考を呼ぶ。これが文章表現の「現場」だ。

   文章を書いた経験をふりかえれば、だれでも思いあたることだが、書き上げた文章は必ず、自分がはじめに漠然と②予感していた内容とは違ったものになっている。心の闇に一つ二つで危うく連れなって光っていた言葉が漠然と象微していた内容と、複雑な思考を経て言葉の秩序によって組織され他人にも理解されるようになった文章との違いが、そう感じさせるもだ。

   私たちは自分の考えたことを文章に表現しようとすることによって、実際には考えていた以上のことをその表現された文章の内に発見する。これが文章表現における発見である。書かれた内容(世界)についての発見と、それが自分の中から出てきたという驚き。文章を書くということは、ことばによって、世界を知り自分を知るという二つの驚き。文章を書くということは、言葉によって、世界を知り自分を知るという二つの驚きを同時に経験することでもある。

(梅田卓夫、清水良典 服部左右 松川油由博編 『高校生のための文章読本』による)

(注)おぼろげな:はっきりしない

i
2
56

ここでの①混沌とはどのような状態か。

Q
2
57

書き上げた文章が②予感していた内容とは違ったものになっているのはなぜか。

Q
2
58

⽂章を書くことについて筆者はどのように述べているか

Q

問題10: 次の⽂章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを1・2・3・4から⼀つ選びなさい。

i

以上は、筆者が著書の中で「哲学の役割」について書いたものである。

   ここで大切なのはとりわけ科学の意義と限界をしっかりと見定めて、人間的知の全体をほんとに見渡しうる。というのは科学的知は、二つの限界を持ち、その限界内でしか意義を持たないからである。

   一つには、科学的知は、対象を突き放して、第三者的立場で、自分に関わのない客観的事象として眺め、しかも、必ずそのつど、特定の観点からだけ対象を扱い、自分が関心を持つ側面だけを取り上げ、それ以外の局面を(注)捨象し、決して対象の全体を見ようとはしないのである。だから、科学が進むと、細分化が必至となり講の研究室でやっていることが、お互いにはまったく分からなくなる。専門化と特殊化が、科学の運命であり、いかに学際化が叫ばれても、根本的にはこの①この傾向には歯止めが利かない。それはちょうど、近代的病院で、病気を扱う諸部門が、外科や内科等々として、細かく分かれ、人間全体を扱ってくれる部署が存在しないのと、同様である。

   二つには科学的知は対象を、自分と無関係な事柄として扱う客観性がその特色をなしているので、そこでは私たちが、自己として、主体的に決断して実践的生きてゆく行為の問題を、本質的に扱うことができないのである。というのも、ある状況の中で、いかに生きるべきかをよく考えて、決断し、行為してゆくためには来し方行く末をよく熟慮して、もはや無い過去と、いまだ無い将来とを視野に収めながら、現在の状況のなかに突き入ってゆかねばならない。しかし、そのような無いものを視野に収めながら、記憶と期待の熱い思いを抱きつつ行為することは、知覚的に有る現在の事実に検証されることによってのみ確実性を得ようとする科学の実証性とはまったく別個の事柄だからである。客観的な事実確認のみを大事と考える科学の次元と、人生の岐路に立って、右すべきか左すべきかに思い悩む行為者の立場とは、別個の事柄である。②科学は、いかに生きるべきかという後者の問題を、本質的に扱うことができないのである。

   したがって、科学とは別に、存在の全体に収め、世界のあり方の原理的全体を考慮して、世界観の知を育むと同時に、そのなかで、人間はいかに生きるべきであるのかという、人間の主体的な行為の棍本を考究して、人生観の知を形成するところに、哲学的な知の本質的な成立根拠があることになる。哲学が愛し求める真実の知とはた人生觀・世界觀の根本的にほかならない。

(二郎『現代の哲学』による)

 

(注)捨象(しゃしょう)るす:捨て去る

i
3
59

科学的にもごとを⾒るとういうことを、筆者はどうのようにとらえているか。

Q
3
60

この傾向とあるが、どうのような傾向か。

Q
3
61

科学は、いかに生きるべきかという後者の問題を、本質的に扱うことができないとあるがなぜか。

Q
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62

哲学的知の重要性はどこにあるか。

Q
問題11: 次の⽂章は、AとBの意⾒である。⼆つの⽂章を読んで、後の問に対する答えとして、最もよいものを1・2・3・4から⼀つ選び なさい。
i

A

   アートを買うか買わないかその後もコレクションし続けるか、止めてしまうのか。

   いずれも最初の一点をうまく買えるかどうか、そしてその最初の作品が、自分にとって後々までも価値あるものかどうかで決まってくると思います。

   勿論ここでいう価値とは単純な市場価値だけではなく求めた人にとって、飽きずに長い間付き合い続けられる魅力のことを指しています。この自分満足の部分が大きくないと、なかなか次の一点に手が伸びにくいのではないでしょうか。

   アートは大好きだけれど作品を買うほどではないと最初は思っていても一度購入してみれば、後は堰(せき)を切ったように(注1)買い続けてしまったコレクターの方違を身近に何人も見ています。

(宮津大輔『现代アートを買う 』による)

B

   真にアートの価値がわかるようになるためには、やはり、買うと言うステップに至らないといけないと思う。実際に買って自分のものにしてこそ、本当にわかってくるものだ。自分がお金を出して手に入れたものだからこそ、愛着も出てくるだろうし、身近において毎日みていることで、いろんな刺激を受けていくはずだ。

  (中略)数万円にしろ、数万いくらかのお金を出して買うんだから、それに見合うだけのものかどうかをしっかり吟味すること・ギャラリー(注2)で作品と対峙(注3)して、これ、おもしろいな、とか、好きだなと心を動かされる作品に出会えたら、さらに、どうして自分はこれが好きなのか、一歩踏み込んでその理由を考えてみることだ。

   大切なのは、自分にとって、これは充分な価値のあるものだと思えるような、自分自身の基準を持つということである。

(小山亞美夫『その絵、いくら?現代アートの相場がわかる 』による)

(注1)堰を切ったように:ここでは、勢いが止まらずに

(注2)ギャラリー:美術品の展示場

(注3)対峙する:向き合う

 

i
2
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AとBはアートを買うことについて、どのような考えを持ってるか。

Q
2
64

アートの価値について、AとBが共通して述なていることは何か。

Q

問題12: 次の⽂章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを1・2・3・4から⼀つ選びなさい。

i

眺めていると、東京の空には以外にたくさんの鳥が飛んでいる。カラスやスズメばかりではない、カモメもいるし、僕には種類のよくわからない島もいる。それらは町人や人家に「適応」した都市鳥ではなく、野生の鳥である。そのような鳥が、コンクリートのビルの上を何事もないように飛び、何の屈託もなく、ビルの一角にとまる。まるで森や林の木の枝にとまるように。

(中略)

ツバメが人家の軒先に巣をつくるのはスズメを避けるためだということを明らかにした研究がある。スズメはふだんはあまり人間を恐れないが、ひなを育てるときは人間を避けるだから、人がひんぱんに出入りする店先などには巣をかけない。ツバメはそれを利用する。ぞういう店先の軒に巣をつくれば、嫌なスズメはやってこない。昔、ツバメがたくさん巣をかけると、店は繁盛するといわれた。話は逆であって、繁盛している店にツバメが集まってくるのである。

今、大都市にはツバメがめっきりすくなくなった、かつてのように、どの通りを歩いていても、子育てのために餌を持ち帰るツバメが飛び交う姿は見られなくなった。おそらくツバメたちは、町そのもののつくりや、人間の存在が嫌いになったのではないだろう。町が人工的にきれいになりすぎて、餌にする虫があまりにも減ってしまったので、町ではひなも育てられなくなったから、都会には(注1)棲まなくなったのである。

こういう事例を見ていると自然保護とか自然との共生ということについて、少し考え直す必要があるのではないか、という気がしてくる。

多くの動物たちはわれわれが思っていたよりもずっとしたたかである。自分たちの生活の基盤になる条件さえそろっていれば、たとえその条件が人工のものであろうとも、そしてそこをたくさんの人間がうろうろしていようとも、平気で棲みついてしまう。カラスやツバメのように、人間がいることをむしろ利用しているもだって、けっして少ないとはいえない。都市周辺で急速に増えつつあるタヌキやシネもその例である。人間がいるおかげで豊富な食物がたやすく手にはいるようになった。命がけで他阿部者探す必要はなくなったのだ。

けれど都市化によってツバメは餌を失った。 モンシロチョウ(注2)は日なたを失った。そうなったら出ていく他はない。水面に浮いた生活するアメンボ(注3)は、水が汚かろうと富栄養化(注4)していようと一向にかまわない。彼らにとって重要なのは水の表面張力だけである。たとえ、化学的に無害な物質によってでも、水の表面張カが低下すれば、彼らは溺れてしまう。

やたらと動物たちに遠慮することはないのかもしれないが、それぞれの動物にとってのこのキ・ーポイントは侵してはならない。

(日高敏隆『春の数えかた』による)

(注1)棲む:住む

(注2)モンシロチョウ:チョウの一種類

(注3)アメンボ:昆虫の名前

(注4)富栄養化:栄養のある物質がたまり、小さい生物が異常発生する状態になること

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3
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ツバメが⼈家の軒先に巣をつくる理由として適当なのはどれか。
Q
3
66

筆者によると⼤都市でツバメが少なくなったのはなぜか。

Q
3
67

多くの動物たちはわれわれが思っていたよりもずっとしたたかであるとあるが、どのような点でしたたかだと筆者は考えて いるか。

Q
3
68

この⽂章で筆者が⾔いたいことは何か。

Q

問題13: 下のページを⾒て、下の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から1つ選びなさい。

i

生活便利化協会

2012「生活を便利にする機器・道具」コンテスト

募集案内

1.部門・参加資格

①開発部門

企業、高校生以上の一般市民を対象に、生活を便利にするオリジナルな機器を募集します。

②アイデア部門(特定課題と自由課題)

中学生以上の一般市民を対象に、便利な道具の募集します。

特定課題:片手で簡単に操作できる道具のアイデア

自由課題:「生活を便利にする道具」に関するアイデアで、特定課題に該当しないものなら何でもかまいません。

2.応募

①応募方法

開発部門にの応募には、機器の実物の動きや使い方がわかるような動画が必要です。

アイデア部門の応募には、アイデアが具体的にイメージできるようなイラストが必要です。

応募はすべて生活便利化協会のホームページ(http://benrika.com/)からいってください。応募フォームに必要事項を記入の上、必要なものを添付して送信してください。応募フォームに添付できないものは郵送してください。(送付先はホームペー参照)

②応募期間2012年6月15日 -  7月15日

3. 選考方法

開発部門は、独創性のほか、実用性、有効性、コストパフォーマンスを基準に審査します。一次審査は実物の動画を含めた書類審査、二次審査は模型および書類審査です。

4.発表・表彰

2012年8月にホームページ上で入賞作品を公表し、応募者にも結果を通知します。

開発部門の入賞作品は、「2012生活便利化フォーラム東京」で表彰・展示され、デモンストレーションも行われます。アイデア部門の入賞作品は、同フォーラムで表彰され、試作品劼ます。

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2
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次の四人のうち、現段階でアイデア部門の特定課題の応募条件を満たしているのはだれか。

名前

職業

応募作品

提出可能なもの

山田

小学生

帽子のようにかぶれる雨傘

試作品とイラスト

鈴木

高校教師

片手で簡単に開けられる缶切り

アイデアのメモ

チェン

会社員

ふたがあけやすくこぼれにくい水筒

試作品

川村

大学生

片手で楽に入力できるキーボード

イラスト

Q
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前川さんは、⼩さい⼦供を乗せたまま階段をスムーズに上り下りできる仕組みを持ったベビーカーの実物を⾒て審査しても らいたいと思っているが、前川さんはどの部⾨に応募するのが適切か。また、応募の段階で必ず提出しなければならないも のは何か。

Q
01:50:00