JLPT Vocabulary and Grammar Reading Comprehension Test N1 July 2011 (言語知識-読解)

The JLPT N1 exam section for Vocabulary - Grammar - Reading Comprehension (言語知識 - 読解) from the July 2011 test assesses the ability to use Japanese at the highest advanced level. This section focuses on three main components: Vocabulary (語彙), Grammar (文法), and Reading Comprehension (読解).
問題1_の言葉の読み方として最もよいものを、1 _2_3_4から一つ選びなさい。
i
1
1
去年より利益がわずかに増えた。
Q
1
2

橋本選手の活躍で、なんとかピンチを逃れた

Q
1
3

子どものおもちゃは、安全性を考慮して選ぶようにしている。

Q
1
4

この辺りは視界を遮る物が何もない。

Q
1
5

この説は科学的な根拠に乏しい。

Q
1
6

何事も初めが肝心だ。

Q

問題2: (   )に⼊れるのに最もよいものを、1・2・3・4から⼀つ選びなさい。

i
1
7

物置の隅で、ほこり(   )になっている古い⼈形を⾒つけた。

Q
1
8

⽊村さんとは共通の趣味があるので、いつも会話が(   )。

Q
1
9

地域の(   )に合った医療のシステムが求められている。

Q
1
10

その選⼿は、⼗年に⼀⼈の(   )だと⾔われている。

Q
1
11

書類に(   )があった場合、申請は受理されません。

Q
1
12

約300年前の絵画 (   ) が終わり、来⽉から公開される予定だ。

Q
1
13

経済だけでなく、法律にも詳しいのが彼の(   )だ。

Q

問題3: ___の⾔葉に意味が最も近いものを、1・2・3・4から⼀つ選びなさい。

i
1
14

この映画は画期的な手法で製作された。

Q
1
15

あの企業は海外市場への進出をもくろんでいる。

Q
1
16

問題を解決するために、もう少し手がかりが欲しい。

Q
1
17

あの人の話はにわかに信じられない。

Q
1
18

この鍋は重宝している

Q
1
19

中村さんは仕事に対していつもシビアだ

Q

問題4: 次の⾔葉の使い⽅として最もよいものを、1・2・3・4から⼀つ選びなさい。

i
2
20

連携

Q
2
21

不服

Q
2
22

かなう

Q
2
23

⽬覚しい

Q
2
24

ほどける

Q
2
25

赴任

Q

問題5: 次の⽂の(   )に⼊れるのに最もよいものを、1・2・3・4から⼀つ選びなさい。

i
1
26

⼈気作家A⽒の講演会が無料(   )、多くのファンが詰めかけた。

Q
1
27

都会から⽥舎に移り住んだ⼈の話を聞く(   )、「⽥舎は⼈を癒すカを持っている」とつくづ感じる。

Q
1
28

この鍋は、いため物に、揚げ物に(   )何にでも使えて便利です。

Q
1
29

プリンターの調⼦が悪くなり、製造会社に電話で問い合わせたら、向こうの担刍者に、あれこれ質問に答え(   ) あげく、対応できないと⾔われた。

Q
1
30

その⽇、私はホームに⼊ってきた電⾞に⾶び乗った。ところが、電⾞は反対⽅向に⾛り始めた (   )。私は電⾞の ⾏き先を確かめなかったことを後悔した。

Q
1
31

(インタビューで) 

A「お店で⼀番気をつけていることは何ですか。」 

B「衛⽣管理です。お客様に⾷事を(   )、衛⽣⾯の管理には、何よりも注意しております。」

Q
1
32

留学するまで、私は⾃分が⾒ている世界がすべてだと思っていた。実は、それが世界のほんの⼩さな⼀部分(   ) 気付いていなかった。

Q
1
33

(パソコンを使いながら) 

A「ねえ、この前教えた計算機能、使ってみた?」 

B「うん。今まであんなに時間をかけてたのが(   )簡単に計算できたよ。」 

A「でしょう。パソコンのことならまかせてよ。」

Q
1
34

⼭中「あ、⽊村先⽣でいらっしゃいますか。AB出版の⼭中でございますが、今から原橋をいただきに上がってもよろ しいでしょうか。 

⽊村「すみません。まだできていないんでた、あと3⽇(   )。」

Q
1
35

(宇宙⾶⾏⼠ ⼭⽥太郎さんへのインタビューで)

⼭⽥「実は、初めから宇宙⾶⾏⼠になる(   )、そうじゃないんです。⼤学を出たら、医者になろうと思ってい ましたから。」 

記者「では、何がきっかけで、宇宙⾶⾏⼠になりたいと思ったんですか。」

Q

問題6: 次の⽂の ★ に⼊る最もよいものを、1・2・3・4から⼀つ選びなさい。

i
1
36

⼤学⼊試では、試験当⽇初めてその⼤学に⾏き、迷ってしまった                事前に⾒学しておくと よい

Q
1
37

趣味を持つのは良いとだと思いますが、家庭を犠牲                、それはちょっと問題です。

Q
1
38

管理職になったら、たとえ                部下の失敗も引き受けるというくらいの覚悟がなくてはなら ない。

Q
1
39

              ⼩さな町⼯場だった。

Q
1
40

新番組でこれまでにない役柄を演じる俳優の上⽥秋さん、役作りに悩んでいる                という。

Q

問題7: 次の⽂章を読んで、⽂章全体の内容を考えて、(1)から(5 )の中に⼊る最もよいものを、1・2・3・4から⼀つ選びなさ い。

i

広告主の品位

 きょうはCMの中身ではなく、CMの出し方について、広告主の人たちにお願いをしたい。

 番組の途中にCMが[41]。が、モンダイはその入り方のタイミングだ。たとえば、歌やものまねのうまさを競い合う番組の中で、いざ、審査員の点数が出ようとするその直前に、ポンとCMが割って入る。あるいは、クイズ番組の中で正解が発表されようとするその瞬間に、サッと画面がC Mに入れ替わる。ああいうせこい(注1)ことは[42]

 あれは広告主がやっているわけでなく、番組を作らているテレビ局の人の考えでやっているんだろう。が、それだったら、そういういやらしいCMの入れ方はしないでほしいと、テレビ局の人に注文をつけてもらいたい。

 [43-a]、みんながテレビの前で身を乗り出している瞬間にCMを入れれば、見られる[43-b]。が、わざわざ番組の流れを断ち切り、視聴者の感興(かんきょう)(注2)をそいでまで強引にCMを見せようとするやり方って、さもしくないだろうか。みっともなくないだろうか。

 CMのセンスは、企業のセンスのあらわれである。それはCMの中身だけでなく、CMの出し方にも言えることだ。せっかくいいCMを作っても、ああいう出し方をされると、なんと視聴者をバカにした企業だろうと思われてしまう。いやおうなしに[44] ああいうやり方は、極端に言えば暴力みたいものであって、消費者を大切に思う企業のやることじゃない。

 近ごろハヤリの言葉で言えば、これは企業の「品位」にかかわるモンダイである。[45-a]だけじゃない、[45-b]だいぶ前から、「品がねえぞ」怒ってるよ。

(天野祐吉 朝日新聞2008年4月15日付朝刊による)

(注1)せこい: ずるい

(注2)感興(かんきょう)する:  何かについて持っている興味をなくさせる

i
2
41

[41]

Q
2
42

[42]

Q
2
43

[43-a][43-b]

Q
2
44

[44]

Q
2
45

[45-a][45-b]

Q

問題8: 次の⽂章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを1・2・3・4から⼀つ選びなさい。

i
2
46

食器のバラエティ、日本のやきもの(注)の特色の一つだと思います。そして、日本人のやきものに対する思いとか愛着は食器のみならず、種類の豊富さにあらわれているといってもいいでしょう。

私たちは食事のたびに、もちろん料理も食べていますが、知らずに目で食器も食べているのです。だから興味・関心がないというのは、不注意なだけなのです。すでに下地はできているのですから、あと一歩踏みこめば、やきものに興味・関心がグッと深まるはずなのだと思います。

(江ロ滉 『やきものの世界』による)

(注)やきもの:陶芸品

筆者の考えに合うのはどれか。
Q
2
47

おとなは子どもに「嘘つきは泥棒のはじまり」として正直であることを強要しますが、弱者は苦し嘘をついてでも自らの尊厳を守ろうとします。

論理的に正しいことを理性と呼ぶとすれば、理性的にあることができるのは強者だからです。強者はそれゆえに理性的に弱者の過ちを責めようとしますが、弱者の立場からいえば、それは何の意味も持たないことが多いです。弱者のする謝罪とは、劣勢を一時的に解消する手続きや儀式にすぎないたのです。

(吉田忙 「ヒトとサ正のあいだーー精神はいつ生まれたのか」による)

筆者は、弱者をどのようにとらえているか。
Q
2
48

以下は、ある会社がホームページに掲載したお知らせである。

東本タイヤ株式会社

2011年6月15日

タイヤ価格改定のお知らせ

当社は原材料価格の高騰を受け、トラック・バス等の特殊車両用タイヤの値上げを、本年3月(夏用タイヤ)、および4月(冬用タイヤ)実施致しました。

しかし、原材料のさらなる価格高騰が続き、現在の出荷価格の維持が不可能であると判断し、本年9月1日より、一般車両用タイヤを含むすべてのタイヤの出荷価格を改定することと致しました。

何卒ご理解頂きますようお願い申し上げます。

以上

タイヤの出荷価格にみて、このこの⽂章は何を知らせているか。
Q
2
49

思春期を迎えた最近の子どもがストレスに弱いのは、それまで発達過度で適度にストレスにさらされる経験を十分にへてこなかったことが深く関係している。しかもそれは、彼らが会社化を十分に遂げてこなかったことと等しい。というもの、10代前半までの子どもは、それまでの生活圏を出てより広い会社文脈のなかでいかにして自己を実現させるかという課題に取り組むなかで、もっとも強くストレスを味わうからにほかならない。

(正高信男1「父親力」による)

筆者は、思春期を迎える前の⼦どもにとってどんな経験が必要だと考えているか。
Q

問題9: 次の⽂章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを1・2・3・4から⼀つ選びなさい。

i

 以前、花見をしている時に「桜の花は本当にきれいな正五角形(注1)だね」と言ったら、風情のない人だと笑われたことがあった。確かに、桜の花びらには微妙な色や形、そして香りに加えて、散りゆく美しさがある。花を()でる和歌や俳句は数限りないが 、そのなかに「正五角形」という言葉が使われたことはおそらく一度もないであろう。科学者特有の美意識は、風流とはかなり異質なものなのだと悟った。

 科学において本質以外を切り捨てるためには、大胆な抽象化と理想化が必要である。桜の花びらのたくさんの特徴の中から、「正五角形」という形だけを取り出すと。これが抽象化である。実際に数学的な意味で完全な正五角形を示す花びら少ないだろうか、そこにはあまりこだわらない。これが理想化である。

 自然界で正五角形のような対称性を示すためには必ず規則的な法則があるはずである。花の場合、品種によって花弁(はなびら)(注2)の回転対称性が遺伝子で決定されていることは間違いないから、うまくこの遺伝子を突きとめられれば、花の形を決める普遍的な法則見つかるに違いない。このように、抽象化と理想化によって自然現象は単純に整理でき、普遍的な法則を見つける助けになる。

(酒井邦嘉『科学者という仕事 』による)

(注1) 正五角形:五つの辺の長さが等しい五角形

(注2)  花弁(はなびら):花びら

i
2
50

筆者は、⾃分が笑われた原因は、どこにあると考えているか。

Q
2
51

ここでの理想化とは何か。

Q
2
52

筆者の考えによると、花の場合、抽象化と理想化によって何が期待されるか。

Q

 住居を買おうとするときは、その資産的な価値に重点を置いて考える人が多い。普通の人にとっては、一生に一度の買い物とでもいうべきもので、多額の金を費やさなくてはならないので、当然とだ。買った後で、何らかの事情で売らなくてはならない羽目になったときに、価値が減少していたのでは、大損害を被る。

 だが、住居にとってより重要なのは、その有用性(注1)である。住みやすさが必要なのはもちろんだが、自分のライフスタイルに合った構造になっているとか、生活のしやすい環境にあって利便性(注2)に富んでいるとかの点も、重要な要素である。それらは必ずしも世間一般の価値基準とは一致しない。したがって、自分たちの考え方や行動様式に従い、それに照らし合わせて判断する必要がある。

 特に、すい住処すみか(注3)として考えるときには、自分たちの生き方をはっきりと見極め、その視点に立ったうえで、選挙し決めていかなくてはならない。年を取ってくれば、当然のことながら、行動する能力は衰えてきて、動き回る範囲は狭まってくる。

 自分たちの余生がどのようなものになるかについて、計画を立てたうえに想像力を働かせて、確実性の高い予測を組み立ててみる。

 その未来図に従って、住むべき場所の 見当をつけ、住居の大きさや構造などを決めていく。もちろん、将来の経済状勢の大きな変化に備えて、予算を大きく下回る出費に抑えておくことも必要であることは、いうまでもない。

(山崎武也「シニアこそ都会に住もう一田舎暮らしいは不安がいっぱい」による)

(注1)有用性:役に立つこと

(注2)利便性:便利さ

(注3)すい住処すみか:人生を終えるまで住む家


i
2
53

世間の一般の価値基準として筆者が本文であげているのは何か。

Q
2
54

筆者の考えでは、年を取ってから住む家として住居を選ぶときに最も⼤切なことは何か。

Q
2
55

住居選びについて、筆者が最も⾔いたいごとは何か。

Q

 人間は、所詮(しょせん)、時代の子である、環境の子である。わたしたちの認識は、自分の生きてきた時代や環境に大きく左右される。ある意味、閉じ込められているといってもいい。認識できる「世界」はきわめて限定的なのであり、時代や環境の制約によって、認識の鋳型(いがた)(注1)ができてしまうから、場合によっては、大きく(ゆが)められた「世界」像しか見えなくなることもある。わたしたちは、①そういう宿命を背負っているのである。

 だから、「世界を知る」といいつつ、実は、偏狭(へんきょう)な認識の鋳型(いがた)で「世界」をくり()いた(注2)いるだけということが生じたりする。鋳型(いがた)が同じであるかぎり、断片的な情報をいくら集めたところで、「世界」の認識は何も変わらない。固まった世界認識をもつことは、「世界」が大きく変化する状況では非常に危険なことである。

 一方で、これほど情報環境が発達したにもかかわらず、②「世界を知る」ことがますます困難になったと感じている人も増加している。果てしなく茫漠(ぼうばく)(注3)と広がり、しかも絶えず激動する「世界」が、

 手持ちの世界認識ではさっぱり見えなくなってぎているからだ。たしかに、ただ漫然(まんぜん)とメディアの情報を眺めているだけでは激流(げきりゅう)()み込まれてしまう。

 いまこそ、時代や環境の制約を乗り越えて、「世界を知る力」を高めること痛切に求められてるのではないか。

 もちろん、時代や環境の制約から完全に自由になることはない。しかし、凝り固まった認識の鋳型(いがた)をほぐし、世界認識をできるだけ柔らかく広げ、自分たちが背負っているものの見方や考え方の限界がどこにあるのか、しっかりとらえ直すことはできるはずだ。

(寺島実郎 『世界を知る力」による)

(注1)鋳型(いがた):ここでは、画一化した型

(注2)くり()いて:ここでは、切り取って

(注3)茫漠(ぼうばく):広がりがあり過ぎて、はっきりしない様子

i
2
56

①そういう宿命とはどういう意味か。

Q
2
57

②「世界を知る」ことがますます困難になったのはなぜか。

Q
2
58

筆者は、「世界を知る⼒」を⾼めるためにできること何だと考えているか。

Q

問題10: 次の⽂章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを1・2・3・4から⼀つ選びなさい。

i

 我が身が生涯に望み、知りうることは、世界中を旅行しようと、何をしようと、小さい。あきれるくらい小さいのだが、この小ささに耐えていかなければ、学問はただの大風呂敷(おおぶろしき)(注1)になる。言葉の風呂敷(ふろしき)はいくらでも広げられるから、そうやっているうちに自分は世界的に考えている、そのなかに世界のすべてを包める、①そんな錯覚に捕えられる。木でいい家を建てる大工とか、米や野菜を立派に育てる農夫(のうふ)とかは、そういうことにはならない。世界的に木を削ったり、世界標準の稲を育てたりはできないから、彼らはみな、自分の仕事において賢明である。我が身ひとつの能力でできることを知り抜いている。学問をすること、書物に学ぶことは、ほんとうは②これと少しも変わりはない。なぜなら、そうしたことはみな、我が身ひとつが天地の間でしっかりと生きることだからだ。

 人は世界的にものを考えることなどはできない。それは錯覚であり、空想であり、愚かな思い上がりである。ただし、天地に向かって我が身を開いていることならできる。我が身ひとつでものを考え、ものを作っているほどの人間なら、それがどういう意味合いのことかは、もちろん知っている。人は誰でも自分の気質を背負って生まれる。学問する人にとって、この気質は、農夫(のうふ)に与えられる土壌のようなものである。土壌は天地に開かれていなければ、ひからびて(注2)不毛になる。

 与えられたこの土を耕し、水を引き、苗を植える。苗がみずから育つのを、毎日助ける。苗とともに、自分のなかで何かが育つのを感じながら。学問や思想もまた、人の気質に植えられた苗のように育つしかないのではないか。子供は、勉強して自分の気質という土を耕し、水を引き、もらった苗を、書物の言葉を植えるのである。それは、子供自身が何とかやってみるほかはなく、そうやってこそ、子供は学ばれる書物とともに育つことができる。子供が勉強をするのは、自分の気質という土壌から、

 やがて実る精神の作物を育てるためである。「教養」とは、元来この作物を指して言うのであって、物知(ものし)りたちの大風呂敷(おおぶろしき)を指して言うのではない。

(前田暎樹「独学の精神」による)

(注1)大風呂敷(おおぶろしき):実際より大きく見せたり言ったりすること

(注2)ひからびて:乾ききって

(注3)物知(ものし)り:物事をよく知っている人

i
3
59

①そんな錯覚に捕えられるとはどういう意味か。

Q
3
60

②これとは何を指すか。

Q
3
61
この⽂章では、学問をするということをどのような例を使って説明しているか。
Q
3
62

筆者は「教養」をどのようなものだと考えているか。

Q

問題11: 次の⽂章は、AとBの意⾒である。⼆つの⽂章を読んで、後の問に対する答えとして、最もよいものを1・2・3・4から ⼀つ選びなさい。

i

A

乳幼児期の子どもは、身近な人とのかかわりあい、そして遊びのなどの実体験を重ねることによって人間関係を築き、心と身体を成長させます。ところが乳幼児期からのメディア(注1)清けの生活では、外遊びの機会を奪い、人とのかなわり保験の不足を招きます。実際、運動不足、睡眠不足そして、コンミュニケーション能力の低下などを生じさせ、その結果、心身の発達の遅れや(ゆが)みが生じた事例が臨床(りんしょう)の場(注2)から報告されています。このようなメディアの弊害は、ごく一部の影響を受けやすい個々の子どもの問題としてではなく、メディアが子ども全体に及ぼす影響の甚大さの警鐘と私たちはとらえています。特に象微機能(注3)が未熟な2歳以下の子どもや、発達に問題のある子どものテレビ画面への早期接触や長時間化は、息子が顔をあわせ一緒に遊ぶ時間を奪い、言葉や心の発達を妨げます。

(社団法人日本小児科医会

B

専門家からは「テレビをやめて積極的に外遊びをしましょう」「自然の中で遊びましょう意見が聞かれますが、お母さんたちは進んでテレビを見せているのではなく、地域に出ても同世代の子どもがいない、昔と比べて自然がなくなった、という問題もあるのだと思います。(中略)多くの親は、テレビの長時間視聴がよくないことを自覚しており、見せる内容にも気を遣ってす。生活の中からテレビを排除するだけではなく、一日に六時間も七時間も子どもにテレビを見せる親の背景に何があるのかを考えなければ、問題の根本的な解決にはならないのです。

したがって、私たちの生活スタイルと、子どもにとって望ましいテレビ視聴のあり方のバランスをとりながら、これらの検証を進める必要があるのではないでしょうか。

(小西行郎「早期教育と脳」による)

(注1)メディア:ここでは、テレビやビデオ

(注2)臨床(りんしょう)の場:実際の診察、治療の現場

(注3)象徴機能:ここでは、身の回りのものを、例えば言葉などで表す働き

i
2
63

⼦どもにテレビを⻑時間⾒せることについて、AとBの観点はどのようなものか。

Q
2
64

⼦どもとテレビの関係について、AとBはどのように述べているか。

Q

問題12: 次の⽂章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを1・2・3・4から⼀つ選びなさい。

i

最近、思想を表現する方法にっいて考えることが多くなった。たとえば、文章は思想を表現する方法のひとっだけれ ど、その文章にもいろいろな表現形式がある。哲学の勉強をはじめた頃の私は、さまざまな形式のなかで論文という形 式だけが、思想表現の方法にふさわしいと思っていた。

しかし、後に、この考え方を訂正しなければならなくなった。思想の表現として、論文が唯一の方法だということは 絶対にない。私たちは、すぐれたエッセーや小説、詩をとおして、しばしば思想を学びとる。とすれば、思想を表現す る文章のかたちは、自在であってよいはずである。

ところが、そう考えてもまだ問題はある。というのは、思想の表現形式は、文章というかたちをとるとは限らないの だから。絵でも彫刻でも、音楽でも、つまり実にさまざまなものを用いて、思想を表現するのは可能なはずである。そ のなかには、かたちにならないものもある。

たとえば私の村に暮らす人々のなかに、自然に対する深い思想をもっていない人など一人もいない。村の面積の9 6 パーセントを森や川がしめるこの村で、自然に対する思想をもたなかったら、人は暮らしていけない。ところが村人 は、< 自然について > などという論文を書くことも、文章を書くこともないのである。そればかりか、自分の自然哲学 を、絵や音楽で表現しようとも考えない。

そんなふうにみていくと、村人は自然に対してだけではなく、農についての深い思想や、村とは何かという思想をも もっているのに、それらを何らかのかたちで表現することも、またないのである。

とすると、村人たちは、どんな方法で自分たちの思想を表現しているのであろうか。私は、それは、< 作法 > をとお してではないかという気がする。

(中略)

考えてみれば、もともとは、作法は、思想と結びつきながら伝承されてきたものであった。たとえば昔は、食事の作 法を厳しくしつけられた。食べ物を残すことはもちろんのこと、さわぎながら食事をすることも、けっしてしてはいけ なかった。それは、食事は生命をいただくものだ、という厳かな思想があったからである。茶碗の中の米だけをみて も、人間はおそらく何万という生命をいただかなければならない。だから、そういう人間のあり方を考えながら、いま自 分の身体のなかへと移ってくれる生命に感謝する。この思想が食事の作法をつくりだした。

ところが、近代から現代の思想は、このような、日々の暮らしとともにあった思想を無視したのである。その結果、 思想は、文章という表現形式をもち、文章を書く思想家のものになった。そして、いつの間にか人間の上に君臨し、現 実を支配する手段になっていった。

(内山節『「里」という思想』による)

i
3
65
かたちにならないものとして筆者が挙げているのはどれか。
Q
3
66
この文章中で筆者は、自分の村に暮らす人々がどんな思想をもっていると述べているか。
Q
3
67
岡食事の作法は、次のどのような考え方と結びっいているか。
Q
3
68
この文章中で筆者が述べていることはどれか。
Q

問題13: 下のページを⾒て、下の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から1つ選びなさい。

i

アルバイト情報 7月号

 

仕事

内容

給料(円)

曜日・時間

条件

中国料理店スタッフ

食器洗い、材料の準備

800

水曜定休
10:00-14:00

週3回以上なるべく多く勤務できる方を望む

日本そば屋スタッフ

注文を取る・料理を出す等の接客、後片付け

 

900

月曜定休
10:00一21:00

週2回以上 時間は相談可

 

居酒屋
スタッフ

注文を取る・料理を出す等の接客、後片付け

 

900

毎日
17:00-23:00

週2回以上(1回は必ず23:00まで)20歳以上の男女(学生可)

 

4

コンビニスタッフ

商品販売および商品管理

(~20時)800 (~22時) 950

 

毎日

(1)8:00-13:00

(2) 15:00ー21:00

(3) 24:00-6:00

長期できる人

週1、2回でもOK

5

スーパー店員

生鮮食品・鮮・野菜果物・肉売り場で商品を切る。並べる、精掃

 

850

木曜定休

 9:00-20:00

週1日、1回4時間以上(時間相談可)長期できる人

6

食品工場製造スタッフ

主に果物の皮むき

(~20時)800 (~22時) 1000

 

毎日

(1)8:00-17:00

(2) 17:00ー24:00

 

毎日来られる人夜間可能な人歓迎

 

新製品宣伝スタッフ

スーパーで新製品(飲み物)をお客様に紹介する

1000

7月の土・日曜
9:00一18:00のうち3時間以上

7月中に2日以上勤務出来る人

 

引っ越しアシスタント

荷物を造る、荷物の出し入れ

950

毎日

原則9:00一17:00 (残業あり)

1日だけでも可

 

試験監督補助

試験監督の助手
・問題配布と回収
・受験生のチェック

(日給)

 

6000

7月25日(土)

8:30一17:00

大学生

 

塾講師(英語)

中学生・高校生の英語の補習授業

2000

水・木・土曜
16:00一20:00

受験指導経験者
長期のみ

i
2
69

留学⽣のリーさんは、毎週3回ぐらい店でアルバイトをしたいと考えている。リーさは平⽇の午後3時から9時までの間 しな働けないが、同じ時間仕事をした場合、⼀番給料が多いのはどの仕事か。

Q
2
70

⼤学⽣の⼭⽥さんは夏休みの旅⾏の費⽤が少し⾜りないので、7⽉に1⽇か2⽇だけアルバイトをしたいと考えている。 ⼭⽥さんが応募できる仕事はいくつあるか。

Q
01:50:00