The JLPT vocabulary and grammar reading comprehension section (言語知識-読解) N2 July 2015.
N2
言語知識 ・読解
(105ぷん)
問題1 ___の言葉の読み方として最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
ここは省略してもかまわない。
社長の代わりに( )社長が会見を行った。
彼の発言は( )責任だと批判された。
週末の遊園地は、 子ども( )の客でいっぱいだった。
友達にパーティーの招待( )を送った。
弟は、買ったばかりの( )新しい靴をはいて出かけていった。
この学校の( )は、国際交流が盛んなことだ。
だんだ'ん雨が激しくなって、傘を差していたのに服が( )ぬれてしまった。
このチームは何度も優勝し、( )成績を残している。
それは、問題点を的確にとらえた( )質問だった。
このいすは、大きさがちょうどいいし、色や( )も気に入っている。
一つの考え方に縛(しば)られず、( )思考を持つことで、新しい発想が生まれるだろう。
南極の氷を調べること()数十万年前の地球の気候を知ることができるそうだ。
この曲は、私には難しすぎて( )弾(ひ)けそうにない。
入社試験の面接で、緊張の( )、声が震えてしまった。
森川動物園は、森川駅からバスで30分( )行ったところにある。
(メーノレで)
4月20日に新入生歓迎会を開きますので、ぜひご参加ください。なお、場所は( )、お知らせします。
この地域のみかんの生産量は、2000年から2003年にかけて一時減少した( )、再び増加し、2010年には過去最高となった。
(育児書で)
赤ちゃんの熱が少しあると心配になるかもしれませんが、熱が多少あっても、元気に遊んでいるなら、()。
(就職説明会で)
「就職活動とは、企業に応募することです。この企業で働きたいと思っていても、応募( )、何も進みません。まずは応募しましょう。」
先月、エアコンを( )使っていたら、電気代が2万円を超えてしまった。
山川「ごめんね。田村さんに借りたCD、今日返そうと思っていたのに、持ってくるの忘れちやった。」
田村「ああ、別に急がないから、次に会うときに( )よ。」
まだ読んでいない本が10冊もあるから、しばらく本は( )と決めていたのに、面白そうな本を見つけて、つい買ってしまった。
昨日、天気がよかったので公園に出かけた。春の日ざしが暖かく、風が気持ちよくて、ベンチに座っていると、つい ( )。
優しい子になってほしい。娘の ★ 込めたからだ。
日本で携帯電話が発売されて約20年。いまや携帯電話は ★ 定着したといえるのではないか。
私は、スケジュール ★ 常に考えながら作業をしている。
筋肉トレーニングを ★ 効果は全く違います。
「みるく屋」は、A市に ★ です。
以下は、留学生が書いた文章である。
「のぼり」
シルバジョゼ
それを見たのは、日本に着いた日、空港からホテルへバスで向かっているときだった。高さは(50)。青い布に白い字で「夏祭り」と書かれた大きな長方形の旗が道路沿いに一定間隔で何本も立っていたのだ。初めて見る、面白い光景だった。
このとき、「この旗は何だ?」と思った。しかし、街を歩くと、あちこちに似たような旗があり、それらを見ているうちに、「これは広告だ。」と気づいた。旗にはそれぞれ、「お弁当」、「食べ放題」、「本日特売日」といった短い言葉が書かれている。
(51)旗も色が派手で高さがあり、1本でもよく目立つ。そのため自然と目が行く。また、何本か同じ旗が並んで立っでいると、まるで一つの大きな看板のように見える。さらに、旗はどこにでも簡単に立てられるから、街のあちこちで(52)。私はこの旗に強い関心を持った。
(53)、この旗は「のぼり」というそうだ。サイズは縦180センチ、横60センチのものが多い。布の上部と片方の端に棒が通してあり、風が吹かなくても見えるようになっている。今の形ののぼりは、600年ぐらい前にはすでにあり、当時は戦いで自分の軍と敵の軍とを見分けるために使われていたらしい。時代は変わり、今はそのような目的で使われることはない。だが、今も、情報を一瞬ではっきりと伝えたいときにのぼりを使うのは(54)。のぼりの特徴をとらえ、広告に応用した発想に感心した。
(50)
(51)
(52)
(53)
(54)
(1)
学習者は真剣に外国語に取り組んでいるのに、どうしても間違ってしまう。間違えるのは仕方のないことだけれど、 せっかく規則を覚えてそれを応用したつもりなのに、「それは例外」とかいわれると、何だかやる気がなくなってしまう。
このような誤用(注)をきちんと分析すれば、その成果としてすばらしい教科書ができるはずだ。本来教科書とはその対象である学習者のことをよく考えて、難しそうなところ、間違えそうなところをきちんと分かりやすく説明する必要があるのだ。
(黒田龍之助『外国語の水曜日一学習法としての言語学入門』による
(注)誤用:間違った使い方
外国語の教科書について、筆者はどのように述べているか。
(2)
以下は、あるイベント会場で来場者に配られたものである。
プレゼントをもらおう!
本日は「第7回河上町•花と木の祭り」にご来場くださり、ありがとうございます。
会場内の8か所のスタンプ台に種類の異なるスタンプが置かれていますので、スタンプカードに押してください。スタンプカードは各スタンプ台のところに置いてあります。5種類以上のスタンプを押したら、会場入口の総合受付にお持ちください。花の種と交換いたします。また、全種類のスタンプを押してから総合受付でアンケートにご協力いただいた方には、鉢植えの花もご用意しております。
何かご不明な点がございましたら、お気軽に会場スタッフにお声をおかけください。
卿えの花をもらいたい場合は、どうすればいいか。(3)
ある楽器メーカーによって、新しい木材を古い木材のように変化させる技術が開発された。長い年月をかけて木材に起こる変化を、短期間に人工的に起こさせるのだそうだ。バイオリンなどの木製楽器では製造後数百年たったものが素晴らしい音を出すとされている。名器といわれるようなものは数も少なく非常に高価で、手に入れることが難しい。この技術を利用することで、名器並み(注)の優れた楽器が入手しやすくなるだろう。そんな楽器がそろったオーケストラの演奏が聴ける0もそう遠くはないかもしれない。
(注)〜並(な)みの:〜と同じような
そんな楽器とは、どのようなものか。
(4)
子育てでは「褒める」ことが大事とよくいわれますが、私はそれは少し違うと考えています。褒めるということは一つの価値判断であり、親が褒めるのは、より強化したい子どもの行為であり、子どもは親のその価値観を刷り込まれ(注)ながら育っていきます。つまり、「褒める」ということは、親から子どもへの「命令」を含んでいるのです。その意味においては、その行為をするなという「叱る」行為と同じと捉えることができます。
(小池龍之介『平常心のレッスン』による)
(注)刷り込まれる:ここでは、身につけさせられる
筆者によると、「褒める」とは親が何をすることなのか。(5)
市場競争は、誰にとっても厳しいものである。市場で生き残るためには、市場競争という規律付けに従っていく必要がある。競争が大好きという人もいるかもしれないが、競争させられるのは嫌だ、という人も多いだろう。競争から逃れて、安心できる生活をしたいという人も多いはずだ。それでも市場競争という仕組みを私たちが使っていくのは、市場競争のメリットがデメリットよりも大きいからである。より豊かになれること、誰にでも豊かになるチヤンスがあることが大きなメリツトである。
(大竹文雄『競争と公平感』による)
筆者の考えに合うのはどれか。(1)
話す場合には、たいがい(注1)、聞き手がすぐ近ぐにいて、そのとき、その場で自分の考えに表現を与えながら、さらなる考えを進めていく。(中略)
それに対して、①書ぐという表現の場合には、たいていは.ひとりで、じっくり時間をかけて、ノートやパソコンなどを使って、考えたことを文字にしていったり、あるいは考えながら文字にしていくことが多いはずです。考えたことが消えずに文字として残ることも、話す場合とは大きく違う点です。ちょうど本という活字メディア(注2)が、読者にとって自分のペースで考えながら読んでいくことができるのと同じように、書くという行為は、話すのと違って自分のペースで、行きつもどりつ(注3)しながら、考えを進めていくことができる表現方法なのです。
しかも、考えたことを文字にしていく場合、いい加減であいまいなままの考えでは、なかなか文章になりません。何となくわかっていることでも、話し言葉でなら、「何となく」のニュアンス(注4)を残したまま相手に伝えることも不可能ではありません。それに対して、書き言葉の場合には、その②「何となく」はまったく伝わらない場合が多いのです。身振りも手振りも使えません。顔の表情だって、読み手には伝わりません。それだけ、あいまいではなく、はっきりと考えを定着させることが求められるのです。そのような意味で、書くという行為は、もやもやした(注5)アイデアに明確なことばを与えていくことであり、だからこそ、書くことで考える力もついていくのです。
(茹谷剛彦『知的複眼思考法一誰でも持っている創造力のスイッチ』による)
(注1)たいがい:たいてい
(注2)活字メディア: ここでは、活字で書かれたもの
(注3)行きつもどりつ:行ったり来たり
(注4)ニュアンス:こここでは、微妙な感じ
(注5)もやもやした:ぼんやりした
①書くという表現をする場合の特徴として、筆者が述べているのはどれか。
②「何となく」はまったく伝わらない場合が多いとあるが、なぜか。
この文章で筆者が最も言いたいことは何か。
(2)
飲み物を買いに飲料売り場に行くと、商品が多様になっていることに気づく。これらの中から消費者に自社の製品を選択してもらうため、メーカーは味はもちろん、ボトルにもこだわっている。
あるメーカーが、仕事中に飲んでもらうことをねらって緑茶の新製品を開発した。仕事中によく飲まれているコーヒーの代わりになるように、味は通常より濃くした。また、ボトルはペットボトルではなく、コーヒーに多く使われる金属製のものとし、香りが楽しめるように飲み口を広くした。ボトルの色使いは濃い緑や黒や金などにして、味の濃さや高級感を表現した。これらの努力が実り、①ねらいどおりに好調な売れ行きを見せているという。
この例のようにメーカーがボトルにもこだわるのは、消費者にボトルの材質や形の好き嫌いがあるという事実があるからだ。緑茶のボトルに閣する②ある消費者調査の結果を見ると、金属製ボトルに対して、60歳未満の人は高級感を感じ好印象を持っているが、60歳以上の人は抵抗を感じ、ぺットボトルのほうを好むことがわかった。しかし、ぺットボトルを好むといっても、その形や色については意見が分かれた。60歳以上の男性は見慣れた形や色のペットボトルの評価が高いが、同年代の女性は目新しい形や色のペットボトルに好感を持っていた。
年代や性別によってこのように好みが分かれる以上、店に多様な商品が並ぶことになるのはもっともなことだろう。
①ねらいどおりに好調な売れ行きを見せているとあるが、どのような人たちによく売れているのか。
②ある消養者調査の結果について、この文章で述べられているのはどれか。
メーカーの取り組みについて、この文章からわかることは何か。
(3)
大人になってからの勉強で、なかなか理解が進まないことの大きな原因の一つが、実は、復習をちやんとしないことにある。学生時代の勉強は、いやでも復習がカリキュラムの中に織り込まれている(注1)ので、知識が定着しやすぐなっている。これに対して、大人になって自分で勉強するときには、意識して復習の機会をつくらないと、一回本を読んだだけで「もうわかった。大丈夫」と思い込んでしまいがちになるのだ。
脳の特性(注2)として、目や耳から入った情報をいったん溜めておいて、その中から必要のないと思われる情報を自動的に脳の奥底にしまい込んでしまう。では、どこで、「必要な情報」と「無用な情報」をより分けている(注3)のかというと、同じ情報が繰り返し入ってくるかどうかということである。この間隔は一力月と言われており、すなわち、一力月の間で最低二回繰り返して頭に入れることで、「必要な情報」だと脳が認識し(注4)、知識が定着していくのである。逆に言えば、一度頭に入れて覚えたっもりでも、一力月の間に繰り返し情報が入ってこなければ、いずれは「無用な情報」として脳がどこかに片付てしまうのだ。
この結果、いったん覚えたはずの知識が、しばらくすると記憶の中から搔き消えて(注5)しまったようになり、実際に試験をしてみるとまったく思い出せないということが起こる。そこで、「年をとって記憶力が弱くなった」とか、「できていたはずなのに」と落ち込んでしまうけれど、実際には老化のせいでも何でもなく、単に復習をしていないだけだということが多いのだ。
(和田秀樹『40代からの勉強法一やる気•集中力をどう高めるか』による)
(注1)織り込まれる:ここでは、入っている
(注2)特性:ここでは、特徴的な働き
(注3)より分ける:ここでは、分類する
(注4)認識する:ここでは、判断する
(注5)接き消える:なくなる
筆者によると、学生時代のほうが知識が定着しやすいのはなぜか。
筆者によると、一力月以内にどうすれば知識が定着していくか。
筆者の考えに合うのはどれか。
A
自分の中にある固定観念(注1)、思い込み、価値の枠組みを組み替えたり、転換することはなかなか難しい。特にスポーツ選手は、「始めた以上はやり通せ」ということを常に言われて育っていく。その考え方が染みついて、なかなか疑うことができない。途中変更することは目標をあきらめることで、いけないことだと思い込んでいる選手も多い。
でも、本当に一つの目標を固く決めつけて死守する(注2)必要が、あるのだろうか。
(中略)
もちろん、真面目に一本の道をつきつめる(注3)ことも大切だろう。でも、どうしてもうまくいかない時には、少し視点をずらしてみたり、大月旦(注4)に組み替えたりしてみることも、また大切な方法ではないかと思う。
(為末大『「遊ぶ」が勝ち一「ホモ•ルーデンス」で、君も跳べ!』による)
B
最近のスポーツ選手に目標をたずねると「世界で活躍したい」という答えが多く返ってくる。世界的な大会やチームで活躍する選手が増えた結果だろう。だが私が指摘したいのは、目標が大きすぎたり遠すぎたりするために、しなければならないことが具体的にイメージできず、途中でやる気を失ってしまう選手が多いことだ。
大きな夢を実現するには、長期間にわたる日々の努力が欠かせない。意欲を持続きせるためには、少しずつでも前に進んでいると感じられる達成感が必要だ。目標が大きすぎてするべきことが見えなくなってしまった時には、今の自分に一番必要なことを考えて目標を見直してほしい。
(注1)固定観念:簡単には変わらない考え
(注2)死守する:ここでは、最後まで守る
(注3) つきつめる:最後までやる
(注4) 大(だい)胆(たん)に:思い切って
スポーツ選手の目標の持ち方について、AとBはどのような場合が多いと述べているか。
AとBが共通して重要だと考えていることは何か。
以下は、自分の仕事として、さまざまな地域の課題に住民とともに取り組んでいる人が書いた文章である。
よく考えてみれば、幼稚園のころから僕はずっとヨソモノ(注1)だったような気がする。親が転勤族だったため、おおむね4年に一度は転校生になる。クラスに馴染んできた(注2)なぁ、と思ったころに引越しすることになる。幼稚園も小学校も中学校もふたつずつ通った。そのたびに転校生としてクラスをヨソモノの視点から観察する。誰がクラスのボス(注3)なのか。誰と仲良くなると仲間に入れてもら'いやすいのか。誰と誰は仲が良くて、誰とは仲が悪いのか。そういうことばかり読み取ろうとしていた。自分でも嫌な小学生だと思っていたが、そうやって自分の立ち位置を見つけなければクラスの中に入っていくのが難しかった。
いまも①同じことをしているような気がする。集落(注4)へ行っては、誰が権力者(注5)なのか、誰が正しいことをいっているのか、誰の意見が重視されているのか。誰と誰は仲がいいのか。そんなことを読み取ろうとしている。そして、4年くらい経ったらその集落からいなくなる。いまでも転校生のような生活である。
そんな少年時代だったから、「出身地はどこですか?」と聞かれるのがつらい。どこも4年間しか住んでいないので、出身地は適当に決めるしかない。出生地(注6)は明確だが、僕の場合は生後2年間しかその場所に住んでいない。もちろん当時の記憶はない。
だから「ふるさと」を持つ人に対する憧れがある。「いつかは地元に戻って働きたいと思っているんだ」「出身地を元気にしたいと思っています」という言葉を聞くたびに②羨ましくなる。逆に、ふるさとを悪くいう言葉を聞くのはつらい。「田舎だから」「何もないから」「足を引っ張り合う(注7)」「新しいことができない」。せっかくふるさとを持っているのに、それを悪くいうのはもったいない。ふるさとはいい場所であって欲しい。だから、その手伝いがしたいと思う。どこまで行ってもヨソモノだが、その立場から少しでもふるさとがいい状態になるように努力したい。どの場所も、たくさんの人にとってのふるさとであり続けるのだから。
(山崎亮『コミュニティデザインの時代』による)
(注1)ヨソモノ:よそから来た人
(注2)馴(な)染(じ)む:慣れて親しくなる
(注3)ボス:ここでは、力を持った人
(注4)集落:ここでは、村のようなところ
(注5)権(けん)力(りょく)者:ここでは、力を持った人
(注6)出生地:生まれた場所
(注7)足を引っ張り合う:成功するのをじゃまし合う
①同じこととあるが、集団の中でどのようなことをしているのか。
②羡ましくなるとあるが、なぜか。
筆者の考えに合うのはどれか。
チェさんは、職場の同僚とバーベキューに行くことになった。費用を調べるように頼まれたので、日時と人数などを 聞いてメモをした。費用は一人いくらかかるか
チェさんのメモ
- 11月15 日(日)10:30-14:30
- 参加者 2 5人
- ボリュームセット 2 5人分
- 飲み物は会社から持参