कान्जी शब्दावली व्याकरण पठन समझ jlpt N2-21

के तपाईं JLPT N2 परीक्षाको लागि आफ्नो भाषा सीपको व्यापक अभ्यास गर्न खोज्दै हुनुहुन्छ? "JLPT N2-21 कान्जी शब्दावली व्याकरण पठन" शीर्षकले तपाईंलाई शब्दावली, कान्जी, व्याकरण र पठन समझ सहित व्यापक अभ्यासहरू प्रदान गर्नेछ। आफ्नो ज्ञानलाई प्रभावकारी रूपमा सुदृढ गर्न र आगामी JLPT N2 परीक्षामा थप आत्मविश्वासी हुन यो विषय प्रयोग गरी हेर्नुहोस्!

N2 ⾔語知識 ・読解 

(105ぷん)

問題1 の⾔葉の読み⽅として最もよいものを、1・2・3・4から⼀つ選びなさい。

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1
1

アンドレアノフさんから荷物をひとつ預かっています

Q
1
2

むこうに⾒える⽩いのや⻩⾊いのは、綿の花ですね

Q
1
3

そういうのって、やり⽅としてはかなり安易だと思う

Q
1
4

知らないかもしれないが、畑を耕すにも⼒がいるんです

Q
1
5

はっきり⾔いますが、実物と写真とでかなり違いますね

Q

問題2 の⾔葉を漢字で書くよき、最もよいものを1・2・3・4から⼀つ選びなさい。

i
1
6

このビルは、エレベーターで89階までのぼることができます

Q
1
7

寒いですから、何かあたたかいものを飲みませんか

Q
1
8

商品は週末までにはおさめます。もう少し待ってください

Q
1
9

点数が悪いので、思わずテストの紙をやぶいてしまった

Q
1
10

議員をやめたら、しょこくを旅してみたいと思います

Q

問題3( )に⼊れるのに最もよいものを1・2・3・4から⼀つ選びなさい。

i
1
11

どうも⾃然に治ったらしく、医者も不思議(    )いました

Q
1
12

せっかく始めたお店を1年(    )でやめてしまった

Q
1
13

趣味ではじめたものが、今では(    )プロ級になった

Q
1
14

あのときは、みんな(    )黙ったまま、何も話さなかった

Q
1
15

この⼯場では、ほとんどが機械(    )されていますよ

Q

問題4( )に⼊れるのに最もよいものを1・2・3・4から⼀つ選びなさい。

i
1
16

このパネルは、旅⾏先でとった写真を(    )したものです

Q
1
17

アルバイトのために週末が全部(    )しまった

Q
1
18

基礎で(    )と、それからずっとわからなくなってしまいます

Q
1
19

まさかあの2⼈が別れるなんて、(    )なこともあるものだね

Q
1
20

専⾨家5⼈が(    )を組んで対策にあたることになった

Q
1
21

(   )で構いませんから、⾦額を教えてください

Q
1
22

原因は(   )間違ったボタンを押してしまったことだった

Q

問題5 の⾔葉に意味が最も近いものを1・2・3・4から⼀つ選びなさい。

i
1
23

この建物は地震のゆれを伝えにくい構造です

Q
1
24

デパートで偶然、友⼈に会った

Q
1
25

借りた⾦を返すよう、再三、連絡があった

Q
1
26

夜、⾳楽がうるさいと苦情を⾔われた

Q
1
27

この本を書いた作者のねらいはなんだろう

Q

問題6 次の⾔葉の使い⽅として最もよいものを1・2・3・4から⼀つ選びなさい。

i
2
28

案外

Q
2
29

安易

Q
2
30

当たり前

Q
2
31

いきなり

Q
2
32

いずれ

Q

問題7 次の⽂の( )に⼊れるのに最もよいものを1・2・3・4から⼀つ選びなさい。

i
1
33

これがわかる(    )タワポンさんぐらいだろう

Q
1
34

ビロゼルチェフさんは、よく体育館で運動(    )

Q
1
35

⽶国(    )⽣産したものですから、国内では使⽤できません

Q
1
36

森の植物を3年に(    )調査した結果を資料にまとめた

Q
1
37

周囲が(    )彼⼥は彼の後を追った。空気の読めない彼⼥だ

Q
1
38

顔がいい(    )テストの点数が上がるわけではありません

Q
1
39

本⼈の希望を聞いてからでないと(    )

Q
1
40

(    )もっともすばらしい状態を理想という

Q
1
41

⼦どもを連れて家を出ようとしたところに(    )

Q
1
42

お返事遅れてすみません。カゼをひいて寝ていた(    )

Q
1
43

(    )。サービスがサービスなら、味も味だ。

Q
1
44

⼦どものころは、この場所で花⽕をした(    )だ。今では公園になって、花⽕どこ ろではないけれど

Q

問題8 次の⽂の ★ に⼊る最もよいものを1・2・3・4から⼀つ選びなさい。

i
1
45

⼦どものころサッカーのマンガを                始めた

Q
1
46

⼭⽥さんは                です

Q
1
47

これだけ勉強したのだから、                合格するだろう

Q
1
48

その⺟親は                家を出て⾏ってしまった

Q
1
49

美しいものへの                ⼈にはあるものだ

Q

問題9 次の⽂章を読んで、⽂章全体の内容を考えて、 [50] から [54] の中に⼊る最もよいものを1・ 2・3・4から⼀つ選びなさい。

i


_______一時は観光と買い物と    [  50  ]    集中していた外国旅行ツアーも近頃はもっと細かくなって、音楽を聴く旅というようにある趣味の目的を持つ旅行計画もできてきた。これまた結構なことだと思う。しかし、貴重な金を使って折角の外国に行くなら、もっと勉強のできる旅行が    [  51  ]    。

_______私は外国旅行をするたび、    [  52  ]    専門の勉強をしている日本人の若い学者に会うと、思いがけない収穫をえる。その国の美術なら美術、歴史なら歴史を研究している留学生に話を聞き、実際に指示に従って現地を歩くと、その旅行は大学に一年以上、通ったような利益がある。そこで私はいつも考えるのだが、各国にある日本大使館は日本人旅行者のため、こういう留学生、研究者を講師にした講座を現地で    [  53  ]    。日本人旅行者なら誰でも聴講できる講座(注1)がその国にあれば我々はそれによって、どんなにその国をよく知ることができるかわからない。    [  54  ]    、それはかの地(注2)で勉強している研究家や留学生のアルバイトにもなるのである。

(注1)聴講できる講座:参加できる勉強会

(注2)かの地:その場所


i
1
50

[50]

Q
1
51

[51]

Q
1
52

[52]

Q
1
53

[53]

Q
1
54

[54]

Q

問題10 次の(1)から(5)の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを1・2・3・4から一つ選びなさい。

i
3
55

(1)

_______夫がいたころは、枝豆が大好きだった夫から、「店に出ているかぎり毎晩でもいいから」と言われて、夕食にゆでたてを出していた。晩酌(注1)がまずくなるからと、昼食も控える(注2)ときもあったくらいで、ましておやつに枝豆など考えられなかったであろう。その習慣で私も枝豆は夕食のものと思い込んでいた。

_______独りになってからの私は、一人でお酒は飲まないので、いつの間にかおやつに枝豆を食べ始めた。冷やした枝豆の味も覚えたのだが、同じ枝豆でも、お酒と一緒のときと、ひたすらお豆を楽しんで食べるときの味は別のように思う。環境が変わると、ものの食べ方まで変わるものなのだと気がついた 。

今夜は、チリメンジャコを少し入れ、しょうゆ味の枝豆ご飯を炊くことにしょう。

(吉沢久子「新潟の枝豆」2010年8月19日付新潟日報による)

(注1)晩酌:家で夕食を食べるときにお酒を飲むこと

(注2)控える:制限する

おやつに枝豆など考えられなかったであろう」とあるが、なぜか

Q
3
56

(2)

_______熱心に勉強しているけどうまく話せないそんな人が、どんな教材で勉強しているのか聞くと、ゆっくりで丁寧な発音の音声を聞いてやっているんですね。アメリカにはゆっくり丁寧に発音する人はほとんどいないんじゃないですか。存在しない英語を聞いて覚えても意味ないですよね。

(英会話教材の広告による)


存在しない英語」とは何を指すか

Q
3
57

(3)

「日本に魅力(みりょく)があるうちに開国を」と訴(うった)えるのは早稲田大のカワン・スタント教授 (57)。米国やシンガポールなどのように、優秀(ゆうしゅう)なアジア人に門戸(もんこ)を開けば、少子化で停滞(ていたい)する (1)日本は再び活性化すると主張する。インドネシアの華人で1974年に来日。東京工業大、東北大で博士号(はくしごう)を取得したが、日本で研究職に就(つ)けず米国へ。

93年に日本に戻り、新設大学の教授になったが、やる気のない学生であふれていた。しげんけい「人間ほど大事な資源(しげん)はない。日本にはほかに資源がないのに」。以後、日本の教育に警鐘(けいしょう)を鳴らし(2) 続け、昨年8月に2冊目の著書「感動教育」を出版した。

「日本の学生は非常に内向き。留学生をもっと受け入れれば違う国の人の意見はこんなにおもしろいのかと気付くはずだ」

(2011年1月24付新潟日報による)

(注1)停滞する:物事が先に進まなくなる
(注2)警鐘を鳴らす:注意して警告する

スタント教授の主張にあうものはどれか。

Q
3
58

(4)

日本語学科主任殿

国際交流センター長

講演者の推薦について(依頼)

_______このたび、日本文化への理解を深めるため、下記により日本文化に関する講演会を行うこととなりました。

_______ついては、日本語学科から日本文化を専門とする教員2名を講演者として___。

_______なお、講演者名と略歴を6月1日(水)までにご連絡ください。

日時_______平成23年6月21日 13時20分~17時10分

会場_______国際会議ホール(図書館6階)

講演会名_______「台湾から日本文化へのまなざし」

参加対象_______地域観光協会役員および会員(約150名)

以上

この文章の____に入れるのにもっとも適当なものはどれですか

Q
3
59

(5)

_______食の文化的側面(注1)を研究しはじめているのは欧米と日本など豊かな国々においてであり、食生活の歴史の研究の書物が自国人によって書かれているのもこれらの国々に集中している。いずれも、経済的に豊かで飢餓(注2)の恐怖をかかえていない国においてのことなのである。食が足ってのち、食の文化について考える余裕ができるのだ。食の文化について考えるのは、一時的にせよ、そのような幸せな状態にある私たちのなすべき義務である、ともいえる。それは自国のためばかりではなく、人類の共有財産として、いつか役立つ方向のものに研究が進むことを要請されている(注3)のである。

(石毛直道「なぜ食の文化なのか?」、『人類の食文化』味の素文化センターによる)

(注1) 側面:いろいろな性質のうちの一つの面

(注2) 飢餓:食べ物が足りずに飢える

(注3) 要請する:強く求める

私たちのなすべき義務である」とあるが、どういうことか

Q

問題11 次の(1)から(3)の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。

i

(1)

_______私は病気である。ほとんどまともな(注1)生活ができなくなってしまい、症状はますますヒドクなる。私は街へ出るのが怖い。街を歩くことが、電車に乗ることが、銀行に行くことが、買い物することが、喫茶店に入ることが... 、いや街ばかりではない。行楽地(注 2)に行くことはもっと恐ろしい。…いや、外に出なくとも、家にいてもなお怖いのだ。

_______その病名は「スピーカー音恐怖症」である。現代日本では、われわれは一歩家を出るや否や、スピーカーによる挨拶、注意、提言(注3)、懇願(注4)の弾丸を浴びねばならない。「まもなく終点でございます。足もとにお気をつけください。エスカレーターにお乗りのさいはベルトにおつかまり黄色い線の内側に… 。駆け込み乗車はあぶないですからおやめください。左に曲がります。バックします。走行中急停車することがありますので、お立ちの方はつり革や手すりにおつかまりください。当駅では終日禁煙です、おタバコはご遠慮ください。新幹線をご利用くださいましてありがとうございます。( ★ )… 」

(中島義道『うるさい日本の私』新潮文庫刊)

(注1) まともな:ふつうの、ちゃんとした

(注2) 行楽地:きれいな景色や遊ぶ場所があるところ

(注3) 提言:意見をいうこと

(注4) 懇願:お願い


i
2
60

この人はどんな病気の状態か

Q
2
61

( ★ )に入る文はどれですか

Q
2
62

筆者はこの文章で何を言いたいのか

Q

(2)

_______あれはたしか、引っ越して二、三日たった、土曜日の午後のことだったと思う。僕は、新しい家、506号屋のベランダから、一人ぼっちで下の公園を見下ろしてつぶやいていたんだ。――前に住んでいた所のほうがよかったなあ…。

_______何度、同じことをつぶやいた(注1)。この二、三日というもの、僕はこの言葉しか知らないみたいだった

_______前に住んでいた所は、見た目はごみごみしていたけど、だれもが家族みたいでくつろげた(注2)。学校から帰っても、一人ぼっちという気がしなかった。でも、( ★ )。なぜそうなるのかわからない。とにかく、あそこはこわされることになり、みんな散り散り(注3)に引っ越していった。

_______このアパートには、知っている人は一人もいない。大人も子供も、僕には外国人のように見える。下の公園では、大きなすべり台(注4)で遊んでいる子がいる。砂場で親子が砂山を作っている。キャッチボールをしている子がいる。ブランコ(注 5)の周りでおにごっこ(注6)をしている子がいる。時々声が聞こえるが、何を話しているのかわからない。僕は、もう一度ため息をついて、つぶやいた。――前に住んでいた所のほうが…。

_______そのとき、すぐ近くで男の声がした。「ここだって、悪くはないぞ。」

_______僕はおどろいて周りを見回した。もちろん、ベランダは僕一人だ。身を乗り出して、となりや下のベランダものぞいてみた。誰もいない。

(岡田淳「スカイハイツオーケストラ」『雨やどりはすべり台の下で』光村図書)

(注1) つぶやく:小さい声で言う

(注2) くつろぐ:ゆっくりする。安心した気持ちになる

(注3) 散り散り:ばらばらに別れること

(注4) すべり台:公園などにある遊具。高いところからすべっておりるもの

(注5) ブランコ:二本のくさりで下げたいす形の遊具で、前後にゆり動かして遊ぶ

(注6) おにごっこ:一人の鬼が他の人を追いかけて、つかまったら次の鬼になる遊び


i
2
63

僕はこの言葉しか知らないみたいだった」とは、どのような意味か

Q
2
64

( ★ )に入る適当なものはどれか

Q
2
65

僕には外国人のように見える」のはなぜか。

Q

(3)

_______パリのお店で仕事をしていたとき、困ったのは、お客様に「寿司はできないの?」「デザート(注1)はないの?」と聞かれたことでした。お寿司は、日本料理とは修業(注2)が全然違うのですが、フランス人にとってみれば「日本レストランなのに寿司がないのはどうしてだー?」となるわけです。日本のイタリアンレストランにピザがなくて叱られた時代もあったのでしょうが、それと同じような感じでしょう。もちろんそれだけではなく、デザートのないレストランなんてヨーロッパにはあり得ませんから、寿司もデザートも一所懸命勉強しました。その頃の努力は今とても役立っています。世の中にムダな努力は本当にないですね。

_______うちのお店では、お椀の次は、「お凌ぎ」といって、小さなお寿司をお出します。

_______一貫だったり二貫だったりしますが、軽くお寿司を味わっていただきます。これはひと区切(注3)の合図です。料理の最後は( ★ )で終わるのですが、途中で一回お寿司をお出しして、ここでとりあえず一段落。ちょっとお腹を落ち着かせてもらって、ここからまたお酒を飲みましょうという気分に持っていきます。

(神田裕行『日本料理の贅沢』講談社現代新書による)

(注1) デザート:食後に出させる菓子や果物

(注2) 修業:技術を習って身につけること

(注3) ひと区切り:ひとまずの切れ目


i
2
66

①「困ったのは」とあるが、どうして困ったというのか。

Q
2
67

②「それと同じような感じ」とあるが、「それ」とは何を指すか。

Q
2
68

( ★ )に入るのに最も適当な語句はどれか

Q

問題12 次のAとBはそれぞれ、これからの車社会について書かれた文書である。二つの 文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。

i

意見A

先日、テレビのニュースを見ている時のことだった。幼児を車の中に置いたままにして、両親が買い物をして車に戻ると、その幼児は車中で亡くなっていたという事故のニュースをやっていた。ニュースを読んでいるアナウンサーは、最後に、怒った声で「これは事故ではなく、殺人です。」と自分の意見をはっきり述べていた。

私は、これを聞いて、「ちょっと待ってよ」と言ってしまった。確かに、幼児にとっては気の毒なことだか、ニュースを読むアナウンサーが、このような自分の意見を言ってしまっていいのだろうか、と疑問に思ったのだ。報道というのは、テレビも新聞もなるべく事実のみを伝え、そこには、その社やアナウンサー、記者の個人の考えを入れるべきではないと思う。

意見B

先日、テレビニュースで幼児が車の中で死亡したというニュースをやっていた。アナウンサーは、子供をおいたまま買い物をしていた若い両親を「殺人者」と言っていたが、本当にそのとおりだと思った。翌朝の新聞では、その事故について「スーパーに子供を預かる場所を作るべき」とスーパーに対して少し批判的な意見が書かれていた。

私は、テレビと新聞の考えを知り、その事故についてより深く考えることができたと思っている。

報道というものは確かに事実を曲げるべきではないが、その会社やアナウンサーの意見や考えを知ることにより、視聴者(注)のニュースに対する注目度も高くなっていくのではないか、また、いろいろな意見が参考になり、理解も深くなっていくように思う。

(注)視聴者:テレビを見たり聞いたりしている人


i
3
69

ちょっと待ってよ」と言ってしまったとあるが、誰に言ったのか

Q
3
70

AとBの意見として正しいものはどれか、一つ選びなさい

Q
問題13 次の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・ 4から一つ選びなさい。
i

これまでに一度だけ、友人にお金を貸したことがある。もともと個人間での金の貸し借りはしないと決めているから、最初から返してもらうことは期待していなかった。こちらから返済を求めたことはない。向こうから「返さない」と言われたわけでもない。そんな途中半端な貸しお金だ。

_______三ヶ月かけて車でオーストラリア大陸を横断するという旅の費用で、わずかな金額ではなかった。

_______もちろん私は慈善家(注1)ではないから、金を出したのには理由がある。人生が変わるかどうか、知りたかった

_______それ以前の何年か、彼は家庭でも、仕事でも不本意(注2)な状況置かれていた。その苦しみがどれほどのものであったかは知らないが、彼はある日、すべてを投げ捨てて旅に出ることを決意し、その金を工面(注3)するために私のところにやってきた。

_______彼はこの旅で、人生がやり直せると信じていた。

______旅の目的は、誰もいない真夜中の砂漠で、赤い月とともに踊り明かすというものだった。こんな荒唐無稽な(注4)話になぜ魅かれたのか、自分でも不思議だった。誰もが心のどこかで、人生をリセット(注5)したいと考えている。だが、残念なことに、人生にはコンピュータゲームのようなリセットボタンはない

_______私たちが暮らす高度化された資本主義社会では、人生を変えたいと望む人々のために、さまざまにコンビニエントな(注6)方法が用意されている。新興宗教(注7)、自己啓発セミナー(注8)、(中略)薬物などはどれも、人生をリセットするための手軽な道具の一種だ。

(中略)

_______私たちは、これらの方法がすべて幻想(注9)であることを知っている。だがその一方で、どこかで人生を変える出来事を願ってもいる。

(中略)

_______私にも、漂泊 (注10)への抗いがたい(注11)憧憬(注12)がある。非日常の世界に身を投じたいという衝動(注13)がある。砂漠の月光の中で踊りたかったのは( ★ )。

(橘玲『知的幸福の技術』幻冬舎)

(注1) 慈善家:気の毒な人や困っている人を助ける人

(注2) 不本意:自分が望むことではないこと

(注3) 工面:必要なお金や物をそろえること

(注4) 荒唐無稽:言うことややることが理由がなくでたらめなこと

(注5) リセット:最初に戻すこと

(注6) コンビニエントな:便利な

(注7) 新興宗教:新しくできた宗教

(注8) 自己啓発セミナー:自分を高める研修

(注9) 幻想:現実にはないことを考えること

(注10) 漂泊:どこへ行くか決めないで歩くこと

(注11) 抗いがたい:反対できない

(注12) 憧憬:あこがれ

(注13) 衝動:目的もなく突然行動をしようとする心の動き


i
4
71

人生が変わるかどうか、知りたかったとは、誰の人生が変わるのか

Q
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72

( ★ )に入る文章で最もよいものを選びなさい

Q
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73

この文章の筆者の気持ちと一番近いものはどれか

Q
問題14 次は、「インドネシアの音楽と楽器」のチラシである。下の問に対 する答えとして、もっともよいものを、1・2・3・4 から一つ選びな さい。
i
4
74

どんなことをするのか

Q
4
75

すべてに参加するとしたら、お金はいくらかかるか

Q


i
01:45:00